【感想】深田恭子写真集「Brand new me」

このレビューはネタバレを含みます

「『芽郁ちゃんまだまだ”青い”わね♡』歴戦の勇士・深キョンの本気グラビア！」
東京都出身、芸能事務所ホリプロ所属の女優、深田恭子さんの通算21冊目となる写真集です。出版元は集英社、撮影は中村和孝さんです。
天下に轟く愛称「深キョン」。おっとりした雰囲気のヴィジュアルに存外グラマーなボディラインでおじさん好感度120%。評論家筋にどんだけ演技をツッコまれようが意に介さないハートの強さは誰もが見習うべきでしょう。
初めて目にする彼女の写真集、これが思いの外王道のグラビアを演っているな、というのが第一印象。図らずもUQ3姉妹の末っ子写真集と発売時期がバッティングしましたが、双方美貌に差は無い一方身体の張り方はもう完全に長女に一日の長あり。「芸能界は伊達や酔狂じゃ生き残れないのよ！」と叱咤する声が聴こえてくるかのようですよ。
主な舞台はグラビアの聖地・ハワイ沿岸部。モデル自身の趣味をテーマに余暇に興じるサーフガールのイメージで進行。画面越しの彼女しか知らない身からするとビキニ姿でアクティブに動き回る様子は新鮮に映ります。
まずインパクトあるのが肌の色合い。ハワイのビーチに最も似合う見事に焼けた小麦色、グラビアの様式美を体現した姿は古き良き時代的懐かしさを感じてしまいます。描写の仕方も明るさ抑えた中昼光をハイライトで落とし込み料理、鈍い艶を放つ深キョンボディ。
加えて肉体美もスキのない仕上がり。逞しき肩幅には幼少期打ち込んだ水泳の跡がくっきり、締まったウエストから腰回りへの拡がりは大きくムッチリ。そらこんな身体つきで波乗りしたらローレグパンツがめくれ上がりますって。
個人的にはレッグラインが出色。無駄肉付かない伸びやかな流線型に思わず溜息。しなだれ足を組み替えて上質な色気が薫り立ちます。
そんな中あざとい「らしさ」も随所で発揮。遊び疲れてコテージへ向かうと仔犬のレトリーバーがお出迎え、感極まってムギュっしてめいっぱいの困り顔。一撃必殺深キョン仕草。参りました。
言うなれば「深キョンがガチでグラビアやってみた」。その出来栄えにただひれ伏すしかございません。

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