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ジャレド・ダイアモンド, ポール・クルーグマン, リンダ・グラットン, マックス・テグマーク, スティーブン・ピンカー, スコット・ギャロウェイ, 大野和基 / 文春新書 (62件のレビュー)
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亮
現代最高峰の知性を持つ6人への、世界と日本の行末をインタビュー。 6人共通の意見は、コロナのパンデミックをポジティブな側面で捉えるのなら皆共通の回答。 我々に深く考えるきっかけを与えてくれた、と…。 さて、コロナは我々に何をもたらし、何を奪ったのか。 中でも興味深かったのは、MITで理論物理学を研究するマックス・タグマーク教授の章。 AI時代の可能性と未来視。 本当、満員電車っていらなかったよな。 Amazon強いな。 続きを読む
投稿日:2024.04.25
Mkengar
「コロナ後の世界」というタイトルですが、あとがきによれば、本書はもともと2019年から進められていたインタビュー企画に、今回のコロナ禍を組み合わせて内容を深めたようです。まず中身以前に、この6人をよく…選んだなという意味で強いユニークさを感じました。たとえていうなら、服のセレクションショップで、「思いもよらないセレクションで面白いなあ」と感じる感覚でしょうか(これは選んだ服自体が良い/悪い、を超越した感覚です)。「銃・病原菌・鉄」などの著者であるジャレド・ダイヤモンドを先鋒に(なんて贅沢な!)、次鋒は人工知能の研究者で「LIFE3.0」などの著者であるマックス・テグマーク、そして人生100年時代のリンダ・グラットンが続き、「暴力の人類史」「21世紀の啓蒙」の著者であるスティーブン・ピンカー、そしてビジネス界から「GAFA」の著者、スコット・ギャロウェイが続き、最後にノーベル経済学賞受賞者であるポール・クルーグマンとくるわけです。このラインナップはかなりユニークで面白いと感じました。 肝心の中身についてですが、おそらく読者の関心事によってもどのパートが面白いかは違ってくると思います。私はテグマークの「AIで人類はレジリエントになれる」と、スコット・ギャロウェイの「新型コロナで強力になったGAFA」を興味深く読みましたが、ほかのパートはまあこんなものだろうという程度でした。全編にわたってあっという間に読めます。続きを読む
投稿日:2023.05.06
ドラソル
コロナ後の世界について、様々な海外の有識者が書いた一冊。 オムニバス形式なので内容はバラバラだが、どれも分かりやすく説得力があった。
投稿日:2023.03.20
dotabata
このレビューはネタバレを含みます
6人の世界で各分野での著名人による これからの日本 に関するインタビューになるはずだったのが、、、 コロナにより内容が大きく変わってしまった。 2020年7月の出版現在で、6人が皆言っているのが、 この新型コロナウィルスの流行拡大において、あえてポジティブな側面を見出すとしたら何か? に対する答。 私たちに深く考えるきっかけを与えてくえた。 自分の職業キャリアの価値を見直す、生きる意味を再考する、家族と過ごす時間の大切さを考える。 人生をアリとあらゆる面から捉え直す機会になった。 その通りだなと思った。
投稿日:2023.02.12
嬬傘かはる
田舎書店応援購入本第二弾。コロナが流行った序盤に出た本で予想がかなり古い感がある。スティーブン・ピンカーの話が一番興味が引かれた。自分は柄谷行人の世界の見方は理にかなっていて、大局を捉えていると思う…のでそれを元に考えているけれど、世界は着実に良い方に向かっているという見方を切って捨てるほどの確信はない。自分は何の専門家でもなく、何も知らないから。 ただ、このままの体制で環境問題と格差の両方を解決できるのか、戦争を根絶できるのかという疑問がある。自分はぬくぬくと暮らしている側だが、日々安定した暮らしが出来ない人たちがいる中で、なぜ豪奢な生活が許されるのか、なぜそれが許される体制なのか、それは国民国家という障壁、資本主義経済という仕組みに原因があるのではないかと思わざるを得ない。でも、それを急激に変えることはきっと出来ない。 特に根拠はないが、漠然と国家というものを最低でも200〜300年くらいかけて何か別の戦争が起きえない体制に変えることができないか、非力ながら自分にその準備ための行動ができないかと思っているけれども、それだと気候変動の問題には全く間に合わないな。 たぶん自分にできる最も実効的で安全な試みは地道なプラットフォームづくりだと思うので、それを進めていきたい。自分の認識にも行動にもすべて何の確信も持っていないから、どうするのかは知らないけれど。続きを読む
投稿日:2023.01.01
yasz
この本が出版されたのがコロナ緊急事態宣言が出されていた頃の、2年前(令和2年)の夏頃、読み終えたのが今年(令和4年)GW辺りです。時間が少し経っていますが、コロナがこれから流行し始める時に、もう「コロ…ナ後の世界」を予測できている人たちがいます。この本は最近の部屋の掃除で発掘されたものですが、レビューを書きながら大事なポイントを読み返していきたいと思います。 以下は気になったポイントです。 ・今の日本はさまざまな問題を抱えているが、実際にはそれほど問題でないものもある。それは人口減少である、2050年の予測で9000万人ほどに減るのであれば、それは問題ではなくむしろアドバンテージである。必要な資源が減る、人口が日本より少なくても経済的に成功している国はたくさんある(p27)問題なのは高齢化ではなく、定年退職というシステム(p29)素晴らしい教育システムのおかげで日本人の女性は教育レベルが高い、人口の半分を占めて教育レベルの高くて健康的な女性が働ける環境を作れていないのが日本の問題である(p33) ・日本の目の前にある危機は1854年の開国、1945年の敗戦に比べれば大したことはない、以前やったように時代に合わない価値観を捨て、新たな価値観を取り入れれば良い。21世紀は、北米とオーストラリア、日本の時代になるだろう(p40) ・人工知能が囲碁やチェスの世界王者に勝ったことが驚きではない、画期的だったのはこのAIが、人間の対局データを一切使わず、ゲームのルールを学んだ後は、AI内部で自己対戦を繰り返すだけで学習し、強くなっていったこと。AIは自分たちでより最適なアルゴリズムを次々発明できるようになった(p62)遠くない将来において、AIは何かを学習するのに、大量のデータを必要としなくなる、AIのアルゴリズムが人間のレベルに近づくほど、膨大なデータを持つことのアドバンテージは消える(p65) ・あらゆる職種において「AIで何ができるかを理解し、うまく活用できる人」が生き残り、そうでない人は負ける。重要なのは、どんな職業でも何が最新のAI技術か、常にアンテナを張っておくことである。テクノロジーの進歩の速度は遅く実感しづらいので、最新の技術が自分たちの職業に応用できそうなら、いち早く実践し、取り入れることが生き残るための手段となる(p70) ・有形資産は欠かせないが、長く働くために強みとされるのは3種類の「無形資産」である。1)生産性資産:価値ある高度なスキル、キャリアにプラスとなる人間関係、会社に頼らない自分自身の評判、2)活力資産:肉体的、精神的な健康、ストレスの管理、3)変身資産:様々な変化についていける力を鍛えるために、自分と違う年代、性別、仕事、国籍の人たちと関わっていくこと(p98)さらに必要となる4要素、透明性(現状をどのように把握し、どう対処し、どう結果に結びつけるか)・共同創造・忍耐力・平静さ(p105) ・ロボットやAIより人間が優れている点は、共感力、創造力、理解力、交渉力、高齢者にはそれを発揮するチャンスが多くある(p99) ・良いことは年に2、3%の割合で徐々に進み、10年、20年かけて大きな進歩になりますがその進歩は漸進的なので新聞は報道しない。極度の貧困の人は、この200年間で世界人口の90%から10%にまで減少した、この25年で12億人以上が極度の貧困から脱したという事実には気がつかない(p123) ・アメリカの緊急鵜経済対策は追加分も含めて3兆ドル規模だが、その対策の恩恵に最も与る(あずかる)のは、Amazonとウォルマートである、アメリカ政府は彼らと競合する企業の98%には閉鎖を命じた(p142) 2022年5月9日読了 2022年10月16日作成続きを読む
投稿日:2022.10.16
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