【感想】襲撃犯

安生正 / 実業之日本社文庫
(7件のレビュー)

総合評価:

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  • LUCKY

    LUCKY

    御母衣湖近くの地震研究所に向かう八神助教授は大規模な地滑りに遭い、九死に一生を得たが恩師の坂上教授と怜子を失った。
    同じ頃、使用済み核燃料輸送の護衛をしていた陸自部隊が何者かに襲撃され核燃料を奪われた。陸幕情報部の溝口3佐は中央指揮所に呼び出され、寺田陸幕長から次の輸送までにこの事態の犯人を非合法の手段を使ってでも探しだ栖用命ぜられた。
    溝口の捜査は進んだが中央指揮所での報告に対し統幕防衛部長大山陸将、陸幕監理部長熊坂、陸幕防衛部長篠原などの歴々は口々に溝口を非難する。
    地震と地下核実験の因果関係から地震学者の八神をキーパーソンとしているが、溝口の活動も上司の対応もあり得ない。日本国内でのテロ活動に対する治安出動の発令や陸自組織での役職と立ち位置がむちゃくちゃでリアリティのないこじつけ的なストーリーに感じる。
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    投稿日:2023.12.04

  • はるぽんぽん

    はるぽんぽん

    岐阜の山奥で起こった大規模地滑りと核廃棄物運搬への襲撃事件から始まる。
    自衛官と地震学者が軸で話が進んでいく。
    敵が誰なのか、何が隠されて、なぜ襲ってくるのか。
    紐解かれるまで、会議室でウダウダやる上の人たちの態度がまあイライラする。
    大体の謎が解けた頃に少しスッキリするが、最終的にやりきれない気持ちと、現実的にこのままでいいのだろうか、と考えるところもあった。
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    投稿日:2023.11.27

  • mui-mui

    mui-mui

    輸送隊が襲撃されて核燃料が奪われるという事案に際して、法律を超えて自衛隊が調査に乗り出すお話。捜査手法がだいぶ違うので、警察小説とはだいぶ趣が異なります。
    なかなか衝撃的な結末です。

    投稿日:2021.06.04

  • haji07-2020

    haji07-2020

    11月-7。3.0点。
    自衛隊モノ。運搬中のプルトニウム、圧倒的な攻撃で奪われる。敵は「北」か、「IS」なのか。
    孤独な闘いを命じられた自衛官、奮闘は報われるのか。

    敵の正体がなかなか分からず、時間がかかったが、後半に入れば一気読み。
    うーーん、インパクトは少なめの感じ。
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    投稿日:2020.11.06

  • nur1202

    nur1202

    国内で再処理貯蔵施設行きのプルトニウムが強奪されて、というところから始まるスリラー。
    諜報部門が活躍する話なのに、わりあい荒事が多いという内容。
    007 的ではなく、上司の無茶ぶりで部内でだんだん浮いていく宮仕えの苦しみみたいなところもあり、いや、日本的だなぁと思いました。
    話はそれなりに複雑で、最後の真相究明パートが推理小説的で良かったです。
    幾分、冗長的なところもあったけれど、現代的でかつ日本でなければ描きづらいスリラーとして良かったのでは無いでしょうか。
    しかし、これ、主人公、その後の職場でどんな感じなのかすごい気にかかりますね。(^^;
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    投稿日:2020.10.29

  • take9296

    take9296

    碓氷峠で自衛隊の重装輪運搬車が襲撃された。自衛官惨殺、プルトニウム燃料強奪。鮮やかすぎる手口だ。同時刻、飛騨山中で地震観測所へ向かう車が土石流に流された。情報部・溝口と地震研究者・八神は、事件に巻き込まれる。外国人社長殺害、陸幕長襲撃、防衛医大病院爆破…。犯人の正体とは。不器用な男たちが、愚直に真実を追う!

    出だしはよいが、尻すぼみ。もっと重厚感をもたせてもよかったのでは。民間人がケリをつけるのもね。
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    投稿日:2020.08.23

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