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ポール・オースター, 柴田元幸 / 新潮文庫 (44件のレビュー)
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mattaku
癌を患い離婚しブルックリンで余生を過ごす50代後半のネイサン・グラス、ネイサンの亡妹ジューン、その息子で将来を嘱望されながら大学で挫折しタクシー運転手になったトム・ウッドと妹のオーロラ。オーロラの夫で…新興宗教に洗脳されたディヴィッド、二人の娘でネイサンの家を訪れながら頑なに口を閉ざす9才のルーシー。ネイサンの前妻イーディスと娘のレイチェル。トムが働く古書店の店主でセクシュアル・マイノリティーのハリー・ブライトマンとジャマイカ人でドラァグクイーンの店員ルーファス。トムが慕うアクセサリー工房の美しく完璧な母親 (BPM)ナンシー・マズッケリ。多彩なキャラクターたちの夢、挫折、ロマンス、LGBT、出産、死などのエピソードが詰め込まれた物語のバラエティパックのような一冊。 物語のなかで生きる幸運、架空の世界で生きる幸運に恵まれた人にとって、この世界の苦しみは消滅します。物語が続くかぎり、現実はもはや存在しないんです。When a person is lucky enough to live inside a story, to live inside an imaginary world, the pains of this world disappear. For as long as the story goes on, reality no longer exists.続きを読む
投稿日:2024.05.05
Limei
次々と展開するお話に引き込まれました。 そして最後のページの衝撃。 翻訳のものはしっくりこないものが多くてちょっと苦手だったりしたのですが、楽しく読めました。 人生はいつまでもいろいろ…あるよね。続きを読む
投稿日:2024.02.29
さんちゃん
お気に入りの本になった! 波瀾万丈あるけど、喜劇的な要素が多く、悲しいシーンでも文章にユーモアがあり面白いから楽しく読めた。 主人公ネイサンは基本的には他の登場人物たちを手助けするような立ち回りだった…けど本人もしっかり作中で成長していて、人生の明るい部分を思い出させてくれるかのようなお話だと思った。 ポールオースターを読んだのは冬の日誌/内面からの報告書に次いで2回目。なのでまだ多くを語れる立場ではないけどこの人の書く文章や感性が好きだなと思う。続きを読む
投稿日:2024.02.23
政子ちゃん
四半世紀前とはいえ 様々なルーツ、嗜好、職業や考え方をもつ アメリカの、リアルな、普通のひと達の描写がとても魅力的でした。 名前削除、のバッサリ感や オーロラのご主人のイッてる感じにも笑える。 こうい…う、笑ってる場合じゃない場面で楽しませるのがエンターテイナーですね。 続きを読む
投稿日:2024.01.20
kmsusami
ブルックリン・フォーリーズ訳すとニューヨークブルックリンの愚行。オースターの本は始めて読んだ。450頁ほどの本だけど最初本の世界に入っていくのは難儀でした。 60過ぎて癌を患い、離婚して昔住んだ町ブル…ックリンでひとり余生を隠居しようとした町での、様々な人たちとの遭遇で色々な経験をしていく主人公を描いている、中高年の本です。続きを読む
投稿日:2023.10.10
1898981番目の読書家
あらすじと、単行本の挿し絵に惹かれて読んだ。 ネイサンが常連だったカフェ、トムの働いてる古本屋、トムが毎朝憧れの人を見るためにゆっくり歩いた住宅街、ブルックリンの街を勝手に想像しながら、楽しく読んだ。…「この人を好きでなにが悪いんだ」みたいなネイサンの不思議といやらしくはない感じ、すごく好きだった。最後の、病室でひらめいた計画とそのあとに続くあとがきを読んで、続けてSmokeも鑑賞した私、この人の頭の中とか描く物語が好きかも、、!と思ったので少しずつ読んでいきたい。続きを読む
投稿日:2023.09.01
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