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雨川水海, 大熊まい / オーバーラップノベルス (1件のレビュー)
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clamamus
軍子会生活に終わりを告げる3巻である。 飛行機に憧れるヘルメスが中心となる前半の“不死鳥の羽”号開発と、アーサーの事情にひとまずの終止符が打たれる後半が収録され、巻末には「誰にも誘われてないんで、…村に帰ろうかと」とこぼしたアッシュのために策謀するとある少女の謀略が置かれて締められた形だ。 これまでと違って(自然生物との)命がけの戦闘シーンが含まれないため、やや地味な巻ではあるだろう。そこは次巻に期待である。 (戦闘シーンは含まれるが、その内容はどちらかというと狩猟の類である) 今回もまた加筆が多く、前半ではヘルメス(とレイナ)の、後半ではアーサーの視線が多く描かれている。 少し評価に迷ったのが、前半部におけるヘルメスの視点が物語的に重複する部分が多く、物語のテンポを重めにしていた点だ。 彼の思いを描くために必要な描写ではあるが、一度読んだ物語をもう一度読む負担は気になるところだった。 他方でアーサーの視線については、前巻から続く形で彼の人の物語を完結させるものであり、非常に上質。 最後の日に、紡いだ縁を辿るように描かれる一日の物語は素晴らしい内容だった。 少し評価に悩んだ部分もあったが、今回も星五つで評価したい。 個人的にユイカ夫人が好きなので、冒頭に彼女の視線が置かれているのも評価の足しになっているかもしれない。その点は付記しておく。続きを読む
投稿日:2020.09.04
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