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犬君雀, つくぐ / ガガガ文庫 (5件のレビュー)
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司@ゲームプランナー
作品の世界観や設定、各キャラクターの背景やノートを使ったギミックなどよく練られていて非常に面白い作品でした。 特にノートの文字が赤くなる演出はより物語をドラマチックに演出していたと思います。 タイトル…にある 「サンタクロースを殺した」とは「キスをした」とはどういう事なのか、後々分かってきますが、それがこの作品にとってかけがえのない意味となる言葉であり感動します。 あとがきで作者の方も書かれていますが、これが経験に基づいた話なら、確かにこれだけ強い想いを込めて書き換えれば心に残る何かになるかと思います。 そういえば今更気づいたのですが、僕に力を貸してくれる登場人物達は過去を憂いたような発言をしていました。 過去と現在、現在を生きる中で過去の痛みも背負って行く……その体験が今の大切さを教えてくれるような。 そんなメッセージ性を感じました。 ありがとう御座いました。続きを読む
投稿日:2024.01.05
のこ
1冊。 実際にある地理の中で固有の名前を持たない登場人物。現実にあり得る辛い状況にいる少女と現実にいそうな自分辛いんだ感に浸っている端から見たらリア充大学生。こいつのダメ具合と少女の可愛さが際立った作…品。ガガガらしい一作。続きを読む
投稿日:2022.12.12
悠
面白かったです。 名前が出てこない登場人物しかいないというのも、ストーリーに合っていて問題なく読めました。 ラストの場面では、辻褄が合っていく感じと思ってもいなかった事実があり、読み応えがありました。
投稿日:2020.11.11
ムロ
考えながら読む小説は疲れる。けれど、誰かの強い感情を文字にして鈍器にして殴ってくるこの小説を私はまだ半分も理解できてない。大人になってしったかぶって麻痺してしまったかもしれない。何度でも読みたい。良い…作品に出会えた。続きを読む
投稿日:2020.11.06
ディひター
身体の肉を削ぎ落として書いてあるような小説。鈍いもので殴られ続ける感覚に陥る灰色の作品で、自分の好み。 211ページの「お前うるさいよ」に痺れた。
投稿日:2020.07.26
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