【感想】彼女たちの部屋

レティシア・コロンバニ, 齋藤可津子 / 早川書房
(38件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
14
15
5
1
1

ブクログレビュー

"powered by"

  • spica2015

    spica2015

    読んでいるうちに、ブランシュやソレーヌまでにはなれなくても、困窮した女性を助ける人になりたいと思った。日本にも困窮している女性がいて、そのことを知っているのに、何もしないというのは違うような気がするから。ささやかでも自分のできることを考え、実行したい。続きを読む

    投稿日:2024.04.24

  • Kanako

    Kanako

    みつあみ、私たちの教室につづく今作。
    どれが好きかな?と思ったけど、どの作品もすき。何故なら、どの作品も主人公、とりまく女性たちの苦悩、体験、生き様、選択した生きる道、選択するまでの葛藤や出会い、自分と向き合わなければならない環境があったりして、、
    くるしい描写もあるが最後に一筋の光が見えて、その光はキラキラしてるというよりも、透き通った光であり、空気。
    そして 繋がり が強い、どの作品も。
    独りのようで一人じゃないって、思える優しい感触がある。
    それを感じられるラストがどれもあって、希望なんだ。私はこの作風は好きである。
    いつか日本を舞台に、作ってほしいな。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.17

  • clover12

    clover12

    まるで映画を見てるみたい、と思ったら作者は女優さんで脚本書いて監督もする才女でした。
    100年前の弱者救済のために生きるブランシュと、彼女を人として尊重するパートナーのアルパン。(実在の人物)救世軍の彼ら彼女らの一途な働きにより作られた女性会館。
    100年後、その女性会館で挫折したエリート弁護士のソレーヌの物語が、ブランシュの物語と交互に進行します。
    鬱になったソレーヌが、代書のボランティアを通じて周りも彼女も変わっていくのは、読みながら癒やされ励まされます。
    移民問題がリアルに描かれていて、フランスならではと。
    続きを読む

    投稿日:2023.09.16

  • layefferinre

    layefferinre

    簡潔な文で映像が浮かぶ。女性を、というのがやや鼻につくけど、自己再生と周りの人を助ける、というテーマを一気に読ませるスートリー仕立てはなかなかです。

    投稿日:2023.09.16

  • kazha

    kazha

    SL 2023.3.16-2023.3.18
    パリの女性会館はおろか、救世軍のこともほとんど知らなかった。100年前から社会から排除された女性たちに屋根を与えようとして奮闘した人たちがいた。それは現在に続く闘い。そしてこれからも終わることのない闘いだということがある意味哀しい。
    自分にできること、あるはずだけどできていないことに恥入るばかり。
    続きを読む

    投稿日:2023.03.18

  • Sn.

    Sn.

    世界の女性の生きづらさを、改めて考えさせられる本だった。いつの時代も強く闘う女性達の姿に、勇気とパワーで満たされた。受け継がれる正義感。
    読み終えた後、暖かい感情が全身を駆けめぐり、しばらく涙が止まらなかった。
    強い勇気をもらえる一冊。ずっと持っていたい本。
    続きを読む

    投稿日:2023.02.20

Loading...

クーポンコード登録

登録

Reader Storeをご利用のお客様へ

ご利用ありがとうございます!

エラー(エラーコード: )

本棚に以下の作品が追加されました

追加された作品は本棚から読むことが出来ます

本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック

スマートフォンの場合

パソコンの場合

このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?

ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。

レビューを削除してもよろしいですか?
削除すると元に戻すことはできません。