【感想】俺の妹がこんなに可愛いわけがない(14) あやせif 下

伏見つかさ, かんざきひろ / 電撃文庫
(8件のレビュー)

総合評価:

平均 3.5
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ブクログレビュー

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  • ニャン太

    ニャン太

    このレビューはネタバレを含みます

    上下巻併せて1日で読み終わった。個人的には黒猫推しなのでちょっと悲しい展開もあったが、それはそれとして楽しく読めた。日向が学校の先生になってるというサプライズ展開が良い(だからこそ余計に黒猫がどうなったのか気になってしまう)。

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    投稿日:2024.03.10

  • sakopy

    sakopy

    このレビューはネタバレを含みます

    ifストーリィを作って
    物語を進めて
    区切りをつけて終わらせられる

    キャラクタに力があって
    物語に想像の余白を作っておいてくれるから
    こうやって世界で遊べるんでしょうね
    同人誌だからこそできるようなお話を
    こうやって本誌を作ってくれた作者のペアで
    ifストーリィを進められるのって
    幸せなんだろうね
    作っている人たちも
    この世界で生きているキャラクタたちも
    何より読んでいる私も

    ゲームがきっかけだったように書いてますが
    実際のゲームでは遊んでなかったので
    こうやって小説版で読めたのは良かったです
    この感じならばヒロイン全員分で遊べそうですね

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    投稿日:2021.08.05

  • hanemitsuru

    hanemitsuru

    2013年6月に「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の最終12巻が発売されてから6年。新刊予定に俺妹13巻の名前を見かけたときの思いは、喜びというより安堵だったかもしれません。
    12巻の展開である複数ヒロインからの実妹エンドは、作者が当初から温めていた構想どおりであったのでしょうし、このシリーズが妹モノである以上ある大団円のはずなのですが、よくある「実は血がつながっていなかった」超展開をとらず、かと言って「近親相姦上等、実妹エンド」に向かう勇気もないとても中途半端なもので、高坂兄妹も、振られていったヒロインたちも、誰一人として幸せにならないものでした。

    ヒロインの一人である「黒猫」が桐乃を凌ぐ人気を誇り、一時は「黒猫ルート」に進むと発表された(このやり方は正直あまり褒められたものではありません。個別ルートに入った以上「黒猫エンド」になるのがギャルゲーのお約束です)こともあって、ギャルゲー(そして、当時PSPで発売されたゲーム「俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブル」)のように、各ヒロインそれぞれとのエンディングを描かない限りもやもやが収まらないと思っていたところの続刊情報、そしてサブタイトルが「あやせif」。
    このサブタイトルだけで6年ぶりの続編刊行の意図、続編のエンディングがわかります。

    好きで追いかけていたコンテンツが最後の最後に納得できない形で終わった、その割り切れなさが解消するだろう、という安堵感を抱きながら刊行を心待ちにしていたのです。

    そんな「あやせif」の下巻です。
    表紙イラストを飾るのはウエディングドレスのあやせです。すでに発表されている「黒猫if」の下巻イラストが黒猫のウェディングドレスなので、どうやら各ifシリーズの下巻でそれぞれのヒロインのウェディングドレス姿を拝むことができるようです。

    上下巻揃ってから読み始めたのですが、上巻は211ページ、下巻は後書き込みで273ページ、それも余白の多いラノベですから瞬殺で上下2冊を読み終えてしまい、あまりのことにちょっと狼狽しました。

    さて、下巻では2人が付き合うことになりデートが3回、最後に桐乃との対決があってハッピーエンド、エピローグを迎えます。

    安定のヘタレっぷりを見せる京介に対し、デートプランを立て、終始京介をリード(しっかりキスまで)するあやせ。たぶんこいつらが付き合ったらこんな感じだろうなと多くの人が想像したとおりの展開です。

    京介視点で描写されるあやせにキスシーンのイラスト、私服や水着姿のあやせのイラストが破壊力を上乗せして、ヒロインの魅力が満載です。ラノベと言うかラブコメだと一般的に甘々な展開になる「まで」のもどかしさが描かれることが多いので、「個別ルートに入って甘々のラノベ」は意外にも新鮮です。

    さらに、監視カメラのエピソードがあやせらしくてにんまりできます。ふと気が付くと背後にトイドローンが飛んでるディストピア物も読んでみたかったりします。

    ところどころに死亡フラグが立つ選択肢が散りばめられてギャルゲー感を盛り上げます。(てか、バッドエンドを占ったあの占い師、正体は誰なんでしょう…。どこかに伏線なりヒントなりあったかな?)

    下巻後半に、加奈子と黒猫のお節介で成立した対決タイムが用意されています。

    京介の「妹のことが大好きで誰にも渡したくない、でもそれと同じくらいあやせのことも好きだ」という発言の「好き」がちゃんと伝わったのか、桐乃は自分の――兄弟愛ではない、男女間の感情として好きなんだという気持ちを伝えなくてよいのか(そもそもきちんと自覚したのか。もっとも桐乃にはっきり自覚させず、口に出させないために京介がすべて背負ったと解釈できるのかもかもしれませんが)、桐乃と「あやせ」が対決しなくてよいのかなど、気になるところは多く、さらに「if」シリーズの下巻でヒロインごとに毎回この展開を読まされなければならないのかと思うと少しげんなりします。まあ趣向は相手毎に変わるでしょうし、なかでも強烈な奴は麻奈実巻(出ればですが)で読めるでしょうから後のお楽しみに期待しておくことにします。

    そしてエピローグ。
    桐乃が結婚したり、誰かと付き合ったりしている様子がないのが少し気掛かりです。あやせだって桐乃にも幸せになってもらいたいはず…。
    それにしても、桐乃エンドでなかった時の桐乃の行く末ってどんなのがしっくりくるんでしょうね。この巻のように妹ポジションから姪っ子べったりの叔母ポジションに成長(成長?)、何かで大活躍してマスコミの寵児、それとも海外?
    どれも一抹の寂しさを感じてしまいます。
    いっそのこと母高坂佳乃が妊娠してリアル妹が生まれて夢中、くらいの超展開を用意してあげて欲しいかな。

    最後に。
    「黒猫if」は上下巻が刊行されて売り上げもそこそこ好調なようです(https://ln-news.com/articles/111033)し、コミカライズ版も刊行されました。発表されている加奈子ifの後、麻奈実if、そしてどうか、桐乃ifもしくは12巻のエンディングの続きの桐乃trueを書いてやってください。実は血がつながっていなかったってやつでも、近親相姦上等なやつでも、それ以外に解決策があるならそれでも構いません。ぜひ。
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    投稿日:2021.06.01

  • あいであ

    あいであ

    このレビューはネタバレを含みます

    『2020年 6月 10日 初版 発行』版、読了。


     あやせif後編。そしてあとがきで紹介されている通り、ゲーム化された時のあやせエンドがベースとなっているノベライズ版的な内容とか。とはいえ純度100%の作者の筆致で描かれているため、作風に違和感はありませんでした……が。

     各エピソードが「かけ足」的だったりダイジェスト的な印象だったりで、物足りなさも感じた内容でした。

     他の登場キャラとして目立ったのは加奈子とラスボスの桐乃ぐらいで黒猫の扱いが不憫だったし、地味子にいたっては物わかり良すぎて……とか。

     もう少し「やっつけ」感なく、これでもかといろんなキャラ達が入り乱れての「コレはコレで良かった!」と思えるような内容だったらなあ、とも。

     このifシリーズは続くようですが、本作に関しては、あやせの扱いがサブキャラの枠でまとまっている感が強くて(楽しめはしたけれど)全体的な印象は薄目でした。

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    投稿日:2021.04.22

  • こや

    こや

    このレビューはネタバレを含みます

    完全にあやせルート。ゲーム版のノベライズ。
    いままでにないカンジで物事が進んでいく。
    が。
    結構グイグイ来るタイプで、ヤンデレ。

    夏コミに行って「桐乃と同じ」を体験したあやせ。
    コミケの帰りでの告白、キスも出来ない京介に対して、自分から攻めていくタイプ。
    海に行く約束して、その前に水着を選んでもらったり。
    その海で加奈子と出会って「付き合ってる」とバレたり。
    バレた後、加奈子は高坂家にやって来る。
    桐乃にバレないように付き合っている二人。
    そんな時に「あやせ、彼氏出来たってよ」と桐乃に言う。
    桐乃は大混乱で、収集が付かないが。
    加奈子の「重症だな」って言葉が印象的。
    途中まで送ってくれとの事で加奈子と京介は話し合い。
    解ってるんだか、解ってないんだかの桐乃に忠告して、
    京介になんとなく解るように。

    そして、アキバデートをする あやせと桐乃。
    微妙な関係を保ちつつ、喧嘩したり仲直りしたり。
    そんな時、桐乃から「付き合ってる人」について質問されるあやせ。
    あやせの悩みはそのまま京介の悩みで。
    次のデートの予定で相談して。
    そこに現れる桐乃。
    黒猫に聞いて、確信してた。
    真奈美のお人好しにキレて、桐乃の気持ちを吐き出した。
    「もう二度と、絶対誰にも渡さない」と。
    京介だって同じ気持ちだ。

    吹っ切れた桐乃はプロのモデルとして活躍中。
    京介とあやせは結婚して子供を授かる。女の子。
    名前は「ちとせ」。
    あやせのミニバージョンw
    ちとせに鬱陶しがられながら、授業参観。
    「おとーさんとケッコンするのはわたしですよっ」がちとせのセリフw
    ちとせは桐乃を京介の浮気相手だと思っているらしいw

    *ちとせの担任は五更珠(ごこうたまき)。


    って事で選択肢を選ぶ所が2箇所出てきて
    あやせ攻略ルートとなっております。
    ま、
    こういうハッピーエンドがあっても良いのかな?
    と。

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    投稿日:2020.11.21

  • かすみ

    かすみ

    このレビューはネタバレを含みます

    桐乃とあやせの関係が壊れないあやせルートで、本編と違い桐乃が自分の気持ちに区切りをつけられたところが見どころでしょうか。まあアリなルートな気がします。

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    投稿日:2020.07.20

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