【感想】つきのふね

森絵都, 国分チエミ / 角川文庫
(404件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
85
135
127
23
4

ブクログレビュー

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  • チュン

    チュン

    さくっと読めて、でも心に残る小説でした。
    中学生の頃、あのすごく狭いコミュニティのなかで上手に賢く生きていくのはすごく難しくて不安定で怖かったなあと思い出しました。ともだちに会いたくなりました。

    投稿日:2024.05.17

  • 澪

    このレビューはネタバレを含みます

    YAにはいるのでしょうか。
    精神を患う人を救いたいと思う中学生たち。
    真っ向勝負とはいかないけれど、彼らなりの手段で打開策を考える。
    芸術は繊細と葛藤に裏打ちされた証なのかもしれない。
    大変な時代。誰だってくるうことはある。
    森絵都さんらしい小説でした。

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    投稿日:2024.05.16

  • ちょこ

    ちょこ

    大人なら『こんな程度か。』で終わることにも真剣に悩んで、答えが出ずにまた次の悩みに出会って…を繰り返しずっと悩んだり、逃げてしまったりする中学生の気持ちを思い出せる本でした。
    この本と現代では悩みの種も、考え方も、付き合い方も、逃げ方も、解決方法も違います。
    ですが、いつの時代でもこの本の智さんや勝田くんのような、何も言わずに傍で一緒にいてあげる、悩んでいる姿を受け入れて一緒に解決してあげる、そんな友達が必要と感じました。
    またもう少し大人になって中学生の心を忘れたら読み返そうと思います。
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    投稿日:2024.05.10

  • mirei.

    mirei.

    友人の好きな作家さん。
    何冊か借りたので拝読中。
    中学生がメインとなる作家さんなのかな?
    中身が大人な世界で
    精神年齢の高い中学生だなーと思いながらも
    だからこそ、大人も楽しめる一冊なのだと。
    人はすぐ、弱い人をダメな人と言う。
    でも、この本の中の一文に

    人より壊れやすい心に生まれついた人間は、
    それでも生きていくだけの強さも同時に生まれもっている。

    とあった。本当にそうだと思う。
    超えられる壁しか与えられないと言うこと。
    他人に弱いと言われ、自分が悪いと
    思うことなんてない。
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    投稿日:2024.04.14

  • 桃

    急に読みたくなって、再読。
    たぶん前に読んだのは中学生か高校生の頃。

    「自分だけがひとりだと思うなよ!」
    「人より壊れやすい心に生まれついた人間は、それでも生きていくだけの強さも同時に生まれもってるもんなんだよ。」
    「それはきっとこの世には小さくてもとうといものがあってそうゆうものがたすけてくれるのかもね!といいました。」
    「ぼくわ小さいけどとうといですか。」
    「ぼくわとうといものですか。」

    私の勘は、この言葉にまた出会うためだった。
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    投稿日:2024.03.23

  • はんぎょ

    はんぎょ

    重めの内容ではあるが疾走感がありどんどん引き込まれてあっという間に読み終わってしまった。主人公が中学生であるが、あとがきの大人こそおすすめという理由がうなずける。中学生というものは周りが荒れたり、思うように将来が見えなかったり、友達との関係性に悩んだり、とても多感な時期。少年少女達の心理描写がよく分かる。

    勝田君のキャラはかなり特殊だが…

    人より心が脆い人こそ生きるための強さがある、このようなメッセージがかなりグッときた。
    続きを読む

    投稿日:2024.02.16

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