0
沙川りさ / 角川文庫 (4件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
"powered by"
ひろ
このレビューはネタバレを含みます
和製ロミオとジュリエットね……あー、うん、そうね……。皿屋敷だったけども……。 ハッピーエンドじゃなかったのがね、微妙でした。ロミジュリならそうなんだろうけども。
投稿日:2022.02.22
翠月
歴史ファンタジー 七代目小寺領主「菊」と青山領主末裔「元信」が、数世代にわたる種族間の「呪い」を解き、領民を安寧に導く闘いを描いた物語 宿業を背負いながらも気高く生きる「菊」の姿に圧倒される (改…題前 異説播州皿屋敷)続きを読む
投稿日:2021.03.25
くぅー310
鬼の話はお腹いっぱい。 和製ロミオとジュリエットだけあって、やっぱりハッピーエンドじゃなかった…のかな!? 絶賛の声がみんな女性からもわかるように、男性より女性の方が「菊」の想いとかわかる気がする。 …鬼の話という事で、一番懸念していた残虐な描写ですが、この本に関しては割と平気だったかな。 話の構成はよかったと思います(o´・ω-)b でも、来そうで来なかったっていう感じ(汗) じーんとがね。続きを読む
投稿日:2020.12.12
いこ
読んでいて固有名詞に見覚えがあるなと思ったら、改題前に『異説・播州皿屋敷』なる文言が付いて成程と。 いつぞや見た皿屋敷展を思い出しながらの読書となった。 それにしても随分と大胆なアレンジ。 最初は皿屋敷要素はそれこそ固有名詞くらいにしかなかったが、中盤以降「皿」要素も出てきて俄然期待は高まった。 (最初「一枚、二枚……」と言い出した時はお札か何かかと思い込んでいて、すぐに皿と気付かなかった阿呆はここだ) そうなると、あの名前を頂いているヒロインの行く末は自ずと決まる訳で。 途中まで生死は分からないままで、寧ろ生存を信じていたくらいだったが、皿屋敷の話となるとそうなるよなと思い、真相が分かった時は本当に涙を禁じえなかった。 但し、予想以上に惚れ惚れするほどかっこいい最期だったが。 序盤は登場人物も時間軸も交代するため多少混乱したが(要は誰を主軸に読んでいいか迷子になる)登場人物を把握しきれたくらいから本当に面白くなった。 それに読み切った後は、ああ主役は結局あの人だったなと繋がるのも面白い。 青山と小寺の民をも巻き込んだ騒動。 その真相は最終的にどんでん返しというか因果応報というか、こちらが予想していなかった展開になるのもいい。 鬼の設定と言い、「皿」の使い方と言い、何故「彼」が癒しの力を持ったのかというその理由と言い、本当に細部にまで設定が丁寧に練り込まれていていい。 基本的にびっくりする伏線ばかりだが、中には大味なものも。 デビュー作らしい荒々しさということで、これも持ち味か。 恋愛ものと見れば確かに悲恋だが、結末はこれまた予想外に清々しさまで感じるもの。 鬼の呪いの力がえげつないものだったことを考えると、寧ろ薄味に思えるくらい。 ただ「彼」の新たな旅立ちとしては、過去の因縁に引きずられなくていい気がする。 それに「彼」は一人ではない。 本編のあの重苦しい雰囲気を一掃するエンディングである。 「彼」はこれからも色々な人を癒して回るのだろう。 その旅が「彼」自身をも癒すことだと願ってやまない。
投稿日:2020.06.07
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。