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中野京子 / 文春文庫 (14件のレビュー)
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総合評価:
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cowley
元々宗教には興味があったんだけど、絵を見るようになって宗教画について知りたくなった。これはイエスが誰と何しているところ、という解説を読んでもピンとこないので、ざっくり聖書を勉強しようと思い、あれこれ手…を出しては挫折し、たどりついたのがこれ。 何しろ絵を見るためのイエスの物語なので、私のニーズにどんぴしゃだったし、中野先生のムダのない語り口がとても気持ちいい。 先生自身が書いておられるように絵を理解するための手助けなので、批判はあるかもしれないけど、入口としてはとてもいい本だと思う。続きを読む
投稿日:2024.01.16
まさあき
時代背景や時系列が分かりやすかったです。 十二使徒が普通の人間すぎて、最後の最後までキリストが一人ぼっちというのが。。なんか悲しいです。 知ってるようで知らない。 知らないことを知る。 すごく読んでて…楽しくも、面白くも、悲しくもある良い本でした。 再読します。続きを読む
投稿日:2023.09.27
minie
切なくて孤独なキリストのお話だった。 何度も奇跡を起こしたにも関わらず、誰にも信じてもらえず。神の言葉も、理解してもらえず。 周りにいる弟子たちも例外なく、彼が復活するまで信じられなかった。 それだけ…「信仰」とは難しい。 人間の世界は、何も変わっていない。続きを読む
投稿日:2023.09.20
koara
絵画に興味が湧いた時、家にあった一冊。 絵画に関する知識が得られるかと思いきや、キリストの生涯をまとめた本だった。 この本は素晴らしく研究されていて、絵画だけでなく、地理的なこと、気候的なことまで解…説されている。 この著者も指摘しているところだが、新約聖書では各福音書で物語が断片的に記述されており、イエスの一生として考えると矛盾していることも含め非常に複雑である。それがこのように、すっきりと、しかもカラーの名画とともに楽しく学べるというのは素晴らしい。続きを読む
投稿日:2022.08.02
きゅね子
キリスト教について浅い知識しかないけれど、なぜだか興味はひかれる私のような人に向けて書かれた一冊。 著者の方はあとがきで「自分はキリスト教徒ではない」と書かれていて、それがこの本の良さを生んでいると…思う。もし敬虔なクリスチャンの方が同じテーマで本を書いたら、神の子ではなく人間としてのイエスにここまで焦点を当てられたかどうか。 私が思いつく宗教画といえば、エル・グレコが描いた「受胎告知」。岡山県倉敷市にある大原美術館に収蔵されていて、絵画鑑賞の後は隣接する喫茶店、その名もエル・グレコで一服するところまでがワンセット。 また行きたいなぁ。 (同じくエル・グレコ作の「神殿を潔める」はこの本にも収録されている。これも素敵。)続きを読む
投稿日:2022.03.10
ユーマ@読書垢
かなりわかりやすいです。 イエス・キリストとは何をした人(?)だったのか? ミッション系出身なので、あーそういえばそうだったという感じ。 名画と一緒にだと楽しめるのだと知った。
投稿日:2021.12.04
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