【感想】【新装版】兎オトコ虎オトコ 2巻

このレビューはネタバレを含みます

▼あらすじ
新進気鋭のヤクザ・野浪は満月の夜、ヒットマンに撃たれ重傷を負う。通りがかった大学病院勤務の卯月は深手を見過ごせずに、躊躇いながらも応急処置を施した…だが、後日、卯月を『白衣の天使』と勘違いした野浪が勤務先に現れ大騒動に！？︎ さらに、卯月の正体を野浪が知るところとなり…
超ワイルド肉食系ヤクザ・野浪(虎)とマイルド草食系青年医師・卯月(兎)の弱肉強食ラブストーリー完全版。
『坊主かわいや袈裟までいとし』の特別編も収録!

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ストーリーの完全度：高い
トーン：シリアス・せつない
エロ度：低い
萌え度：高い
総合評価：★4.5

1巻では野浪に対してあんまり好感持てなかったんですが、2巻でグーンと好感度が上がりました！(笑)
ぶっちゃけ、卯月にアタックしておいて他の女性と遊ぶのはどうなの？って感じではあるのですが、卯月もなかなか振り向いてくれないし、真剣に告白して返事が「ありがとうございます」で終わりじゃあ、いくら野浪でもヘコみますよね…。(ちょっぴり同情)
それに、他の女性と遊んでいれば卯月が狙われる事もないですし。何も考えてなさそうで実はちゃんと考えてるんだよな、野浪…(笑)

それにしても、2巻の野浪は“良い人”エピソードが多かったですね。ぼったくりバーに引っ掛かった卯月一行をオーナーの権限で救ってくれたり、卯月の為に自分を裏切った相手の身元引き受け人になってくれたり、自分が刺されても卯月に他の患者のオペを優先させたり…。
特に最後のシーンはグッと来ましたね。卯月との電話中に後ろから刺された野浪が刺された事を告げる事なく卯月にオペに行くよう促すんですよ。その時の、嘘でもいいから俺のこと好きって言ってくれ〜のくだりは凄く印象に残りましたし、不覚にもキュンとしてしまいました。

オペが終わった後で野浪が刺された事を知らされた卯月ですが、果たして3巻でどうなるのか…！卯月はこの一件でもう完全に野浪に惚れたと思うのですが、肝心な野浪が無事でいてくれるのか分からない上に谷繁が今後何をしてくるのか分からないのでかなり不安です…。野浪、いっそのこと893から足洗ってくれないかな…(笑)

ていうか、2巻を読んで改めて思ったのですが、本間アキラ先生ってストーリー構成が凄く上手なんですよね。コマ割りとか間の取り方とか、読ませる漫画を描くのがお上手だな、と。
続きを読むのが楽しみですし、3巻で完結かと思いきや4巻まで続くらしいので二人がラブラブになるのはまだもう少し先かな？最後はハピエンで終わる事を願います！

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