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後藤逸郎 / 文春新書 (12件のレビュー)
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ttomohiro
最初はオリンピックがいかに失敗であったかに興味があって本書を手に取ったが、内容を見ると著者の文献分析の能力に感服した。 こうやって仕事が出来る人が世の中を動かしていけるんだなと思った。
投稿日:2023.06.21
香菜子(かなこ/Kanako)
オリンピック・マネー 誰も知らない東京五輪の裏側。後藤 逸郎先生の著書。オリンピックを見るのは楽しい。オリンピックの存在を頭ごなしに否定する人は少ない。でもオリンピックをお金儲けの道具に使ってオリンピ…ックでお金儲けをしている人たちがいる事実。オリンピックでお金儲けしてオリンピック・マネーに群がる人たち。オリンピックでお金儲けしてオリンピック・マネーに群がる人たちは一握りだとしたら、オリンピック・マネーで恩恵を受けている人たちによってオリンピックに踊らされているだけなのではと疑問を覚える人は多いはず。続きを読む
投稿日:2022.12.16
zhongxia
「お金」になるから人が群がる。何が「平和の祭典」だ!!デタラメもいいところ。 果たして東京オリンピックもそうだったに違いない。しかし検証しないのが日本人の悪いところ。 その一部をこの本が示してくれた。
投稿日:2022.05.03
blackkitty
このレビューはネタバレを含みます
ヒステリックな書き方はマイナスでしかないと思いました。個人的には五輪にはほぼほぼ興味ないのと、「お金ないから増税」なのに、なんで予算は青天井?という疑問というか怒り。 P21 ベルリン大会のテレビ中継。当時は機械式だから、現在につなげるのは無理があると思ったけど、そうでもなかったみたい。解像度は180本。 P96 東京2020大会。中止が財政負担がもっとも少ないという試算。 P165- 神宮外苑再開発の起爆剤 五輪をたてにいろいろ突破。こういうのは戦争と同じかと。共通項はお国のため。
投稿日:2021.12.07
中西だいすけ
IOCという組織がどのようなモノなのか、その背景について知りたい方向けには良い本だと思います。 個人的には、オリンピックを止められない開催地に関して、政治との関係性を軸に、もう一歩踏み込んだ内容がある…と面白いと感じました。 ~初めて知った事~ 〇IOCという組織 NPOでありNGOだが、数多くの関連会社を傘下に持ち、中でも放送権を独占する子会社の役員にはIOCメンバーの役員が多くを占める。 巨額の資金を集めているが、財務の詳細については広く公開されている訳ではなくブラックボックス。 〇放送時間 高額な放送権料をアメリカのNBCが一括契約したことにより、出資国の視聴者にとって都合の良い時間帯に競技時間が設定されている。開催地決定前に放送権の契約が完了するため、開催地には時間帯の交渉権がない。 〇新国立競技場 サブトラックが撤去される予定のため、五輪終了後は国際記録が残せない。続きを読む
投稿日:2021.08.03
motoy0415
さらっと一読。 世界の国々がオリンピック開催に対して、その莫大な経費ゆえに市民が反対をとなえ、議会を通らない、ということがおこっているという話。 日本は喜んで賛成してたよね。冷めてる報道はみなかっ…た。インバウンド需要を期待したのか? 新国立競技場は、ラグビーの誘致のために、オリンピック以前から再開発が決まってたとのこと。オリンピックで絶対に開発したいという人がいたのだな。 東京都ももちろん、観光客誘致をしたかっただろう。 日本が陸海軍のそれぞれが自組織を守らんとして、決定を下せず、戦争に突き進んだように、政治的ないくつかの意図と、東京都の意向の中で、オリンピックが突き進んでいったのだな。 政治がアホ、と思うけど、それをどうしょうもできない国民が、またアホなのだと思う。私も含めて。無力なり。 続きを読む
投稿日:2021.07.23
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