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鈴木裕介 / 大和出版 (18件のレビュー)
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さとう
ゲームの例えがわかりやすくて、すいすい読めた。 色々と心に残った言葉や考え方はあったけど、あとがきを読んだ時は泣いてしまった。 お守りにしたい本がまた増えた。
投稿日:2024.01.07
かぴまる
このレビューはネタバレを含みます
イラストも可愛くてポップにまとめられており、とにかく読みやすい一冊。 自分自身、仕事のストレスにより適応障害と診断され半年休職することになった時に購入し、その後も「人生攻略本」の存在となり何度も読み直している。 ゲームや漫画の例えが多く、大好きなジョジョのエピソードもいくつか盛り込まれていて嬉しかった。 途中にあるコラムも非常に役に立つが、構成としては、以下の3ステップで生きづらさからの脱却が提示されている。 ①自分のキャラを知る →しんどさを避ける上で非常に大切 ②思考や行動パターンのクセを知る →見えない敵7つの攻撃パターンを知る ③実際に役立つ攻略法をインストール →得るべき仲間、キーアイテム、コンテンツ処方 著者のメンタルヘルスについての活動を続けている理由がまえがき・あとがきに記されており、「コンテンツの偉大さ」を主張している。その考えに至った経験も胸にくるものがあるが、 「生きづらさを抱える人がコンテンツに傾倒していることが多い」に対し、その没頭を逃げと捉えるのではなく、生きる上で必要なものであると肯定していること、そして『人間は生きるためにもっと「コンテンツ」の力に頼ってもいいんじゃないか』という主張に感銘を受けた。
投稿日:2023.11.08
iouri1
生きづらさ(敵)の正体と対処法。 自分自身、ずっと生きづらさを感じていて、実家を出て少しだけ楽になった。 その理由をこの本を読んで言語化できた気がする。 「自分の人生を自分で決めて自分で責任を負…うこと」 これが善く生きることに重要な要素。 親に支配されていた自分はこの要素がなかった。 中学生、高校生の頃の自分に読ませたい。そうしたら少しは心が楽になったかも。 つらい出来事があったときにゲームや漫画やアニメにハマって傷を癒そうとすることを自分の周りからは批判された経験があるけどそれは批判されるようなことじゃない(価値観の問題)し、コンテンツに救われることはおかしくないと思えたのも良かった。続きを読む
投稿日:2023.09.02
paris_keito
ドーパミンの奴隷になっていたことに 気付きました。 心身のバランスを崩さないためには 日常を耕すということが大切。 ミクロの幸せを集めながら生きていきたいと思いました。
投稿日:2023.03.24
二人
【ポップさの裏にある苦悩と情熱が感じ取られる熱い一冊】 人生におけるメンタルの苦難をRPGになぞらえながらポップに章が進んでいく。その比喩も無理やり当てはめているということはなくすんなりと理解できる…ものだった。 1章、2章はまずは自分の特性を知ろうということでこの辺りは他の書物にもある内容。ただ特筆したいのは、3章の見えない敵と題された数々のメンタル不調の原因に追及した箇所。 「べき思考」「反芻思考」「理想化」など、自分でも知らず知らずのうちに内在化してしまう思考回路は、心療内科医として数々の患者と誠実に向き合った結果学び取った結晶だと思った。 本書にもあるが、本当の敵はネガティブな感情ではなくこれらの思考のクセである。ひいてはそれはその思考を自ら行う自分自身なのかもしれない。 特に、見えない敵の大ボス中の大ボスとして記された「自己憐憫」はまさに目から鱗だった。この自己憐憫による”酔い”に対して言及した書物は他にないかと思う。 おわりにも書いてあるように、メンタルクエストと題された本書はかなりポップに作られているがその内容は深すぎる一冊だったと思う。続きを読む
投稿日:2023.02.16
vivi634
精神科医の著者。ゲームが好きな著者が開業している秋葉原内科saveクリニックの名前は「セーブポイント(安心の拠点)」をコンセプトにしている。その発想が優しくて好ましい。 まえがきとあとがきがこの本と…いうか著者の想いが詰まっていた。その部分を読んでほっとするし「生きる勇気」をもらえると思う。 本編は内容が雑多でひとつひとつが浅くなってしまっていていまいち響いてこない。ちょっとわかりずらいし。 広く浅くでもいいから、もっとゲーム寄りに振り切ってくれたらあまり本を読まないゲーム好きたちにも薦めやすかったのだけれど。 ーーーーーーー (まえがきより) アニメ、ゲーム、映画、小説、アイドル、コスプレ、BL(ボーイズラブ)、演劇、二次創作ーー。それらのコンテンツにハマることが、生きる上で心の拠り所になっている。言い換えれば、「コンテンツが人を救っている」ということです。 (あとがきより) 人によっては小説だったりアニメだったりするだろうけど、「逃げ込み先としてのコンテンツ」の価値はもっと理解されていい。 ずっと「勇者」になりたかったのだけど、じゃあ、誰にどんな勇気を与え得るものでありたいのか。それは、僕のすぐ近くにいる、絶対に死んでほしくない大切な人に、「生きる」勇気を与えられるものになりたい、ということがよくわかった。 ーーーーーーーーーーーーーー あとがきに書かれた著者の喪失体験に衝撃。著者の活動の力になっている背景の一端を知ることができた。続きを読む
投稿日:2022.11.19
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