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池上彰, 佐藤優 / 角川新書 (6件のレビュー)
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Anno
解説本のようなものではなく純粋に対談なので、専門用語なども頻出し、少し読みづらさもあります。 会話の中で話が進むため、テーマから脱線しがちでタイトルにある宗教というよりは政治・経済学メインのように感じ…ましたが、それは日本的な感覚で、海外では政治や経済だけでなく法律など社会生活全体に宗教が密接に関係しているようですね。。 あと、これは私の読んだ時期が悪いのですが、数年前の本(2018年刊行の本に追加対談)ですので時事情報などは少々古く感じると思います。続きを読む
投稿日:2022.06.21
ahays
読者向けに詳しく説明してくれるわけではなく、二人の対談を横から聞くという形式になっている。 知らない用語が頻発したり、話が色々な方向へ行ったりするので、今何のテーマについて話してるんだっけ?ということ…が何回かあった。正直、一度読んだだけでは理解しきれない。(特に佐藤さんが何言ってるのか分からなくなることがしばしば) それでも面白い話は多く、慣習の国教化という考えはなどは自分にない視点でなるほどという感じ。続きを読む
投稿日:2020.09.19
kasuran
実は私、池上氏をあまり評価していませんでした。しかしながら、本著にて時折見せるヤンチャな部分や見識の深さを垣間見るにつけ、この人はテレビでニュース解説なんぞやらず(この方は出自がNHKということもあり…、ジャーナリストではなく、ニュース解説者寄りなのです)だと認識しました。是非ご自分の見識で世の中を斬っていただきたいと思います。さて、この本、意外ではありますが、AI論が面白い。AIはカウンセラーとして真面目に対応しなければならない20%の事案に対応できるのかどうかという話。非常に興味があります。続きを読む
投稿日:2020.07.04
nomitomo13
世界に大きな影響を与え続けている宗教思想について、「資本主義」「暴力」「生命倫理」「国家」の4つの視点から語られた本。 宗教を正しく理解することで、歴史や現代社会をより深く理解できるようになります。…そのことを本書は教えてくれます。続きを読む
投稿日:2020.06.15
shu1rev
宗教といい、思想といい、哲学という。それぞれ言葉でみると、特有の色を感じるものだけど、人が行動したり思考したりするときの、ひょっとしたら無意識に存在する、枠組みみたいなものなのかもしれないな、と思った…。自分には理解できないけれど、この人はなんでこんなことを言ったり、こんなふうにふるまうんだろう、というとき、その背景にはその人の宗教なり思想なりがあるんだよね。そうやって考えると、日常から少し離れているものにとらえられがちなこれらが、実は広い世界で仕事する上では切実に必要な知恵なのだという気がした。 池上氏と佐藤氏の本、なんか加速度的に増えているけど、よほど馬が合うのか、売れるのか。まぁ両方なんだろうね。 読みやすくて、楽しい本だった。 そうそう、カウンセラーはよく話を聞く人が良いカウンセラーと呼ばれる、って当たり前のようでいて、案外難しいのかもしれないね。心がけよう。続きを読む
投稿日:2020.05.12
じょ~ろん
このレビューはネタバレを含みます
宗教そのものよりも、宗教やその教義を切り口とした現代問題の論評である。 池上さんと佐藤さんの対談は毎回新たな刺激を受けて知的好奇心を満たしてくれるが、本書もその例に漏れない。 やはり、佐藤さんの分析や体験、池上さんの正確でわかりやすい情勢描写がうまいこと組み合わさっているのだろうと思う。
投稿日:2020.04.29
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