【感想】おむすびの転がる町

panpanya / 楽園
(16件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
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ブクログレビュー

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  • ゆっぴい

    ゆっぴい

    この作者の漫画はいつも心地いい 近所の本屋で取り扱いがないので、発売に気付けずつい先日購入した カバーを外した表紙がぼこぼことした住宅の壁のようなデザインになっていて、ずっと触っちゃう あとこの漫画ではないけど、最近ARuFaさんの本棚にpanpanyaさんの漫画が並んでいるのを知れたのが嬉しかった(本当に関係なくてすいません)続きを読む

    投稿日:2022.04.20

  • syiki

    syiki

    ツイッターで見かけて気になったマンガ家さん。
    何度も噛んでじわじわ味わいたいかんじの、ユルくおもしろい物語。
    なんかこう・・・哲学がありそうでなさそうな、"言いたいこと"がありそうでなさそうな。そのうち物語の中にストーリー以上のことを探すのがアホらしくなってくる、パラレルワールドの日常。
    テクノロジーと伝説が入り乱れる『筑波山観光不案内』や、とまどう郵便配達人の『新しい土地』が好き。
    風景や建物は黒々と丁寧に描いてあり、人物は鉛筆?みたいな線であわくユルく描いているのも面白い。作品解題も味わい深くて良かった。
    続きを読む

    投稿日:2022.03.03

  • まっしべ

    まっしべ

    どうしても『蟹に誘われて』を初めて読んだ時の衝撃を期待してしまう自分がいて、嫌になります。

    本作品集はタイトルにも含まれる「町」、町並み、がひとつの共通テーマに据えられており、一部はエッセイのような趣きがあります。

    ある程度の方向性のようなものが示されている為か、『蟹〜』の時に感じた予測不能なワクワク感、底知れなさ、何じゃこれ感はだいぶ薄まっているように思いました。
    女の子の表情表現が豊かになったのもそう感じる一因なのか?

    このへんは星新一御大の作品集に通じるように感ぜられて、作者の懐の広さを見られると共に、「これはこれとして、こういうのじゃないやつがいっぱい読みたいの!」という私のわがままであります。

    「動物入門」「新しい土地」の2編は好み。


    1刷
    2021.7.12
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    投稿日:2021.07.12

  • kuritanu

    kuritanu

    やっぱり面白かった。好きだpanpanya。
    特に「筑波山観光不案内」(私も行ってガマグッズ手に入れたい)、「新しい土地」「おむすびの転がる町」。
    異界が現実世界とそのままつながっている感じ、まことしやかにあり得ないことを(時に正しい科学知識も交えながら)語る(騙る、と言ってもいい)技術、不条理で不気味なところ、時にノスタルジックな後味。
    絵も魅力的だし、本当に素晴らしい。
    いつまでもこの世界にいたくなる。
    電子書籍でも買えるけど、装丁がいつも凝っているので、紙の本で買っている。
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    投稿日:2021.07.04

  • knkt09222

    knkt09222

    ■おむすびの転がる町(2020年3月)7冊目
    ツチノコ発見せり
    筑波山観光不案内①旅のはじまり
    筑波山観光不案内②山のぼり
    筑波山観光不案内③山頂にて
    筑波山観光不案内④山のひみつ
    筑波山観光不案内⑤それから
    そこに坂があるから
    坩堝
    街路樹の世界
    茫洋
    カステラ風蒸しケーキ物語
    動物入門
    新しい土地
    架空の通学路について
    おむすびの転がる町

    これで、今のところ刊行されている7冊全部読んだことになる。
    最初に読んだときはつげ義春じゃん!と思ったし、インタビューで影響はないと答えているらしいと読んでも、いやいや嘘だろと思っていたが、7冊読んで考えが変わった。
    たぶんこの作者、ブッキッシュではない作家だ。
    お話を消費するのではなく、目の前にある物事を観察し知ろうとする博物学への意欲が強い。
    はっきりと考現学と著者解題に書かれていたので、いまさら発見のように言うのも空しいが。
    散歩するときに目に映るあらゆるモノに名前がついていて、ほとんど誰かが作ったり意図をもって配置したりしているって、あらためて考えれば奇蹟。
    こうやって世界への解像度を上げていける作者、すごい。
    続きを読む

    投稿日:2021.03.04

  • すあま

    すあま

    初めて行く土地には新しい発見があります。
    でも自分の住んでいる町にも、見逃していることがたくさんあるはず。
    いつも通り過ぎる坂の上には何があるのか。お気に入りの菓子パンはどこで売ってるのか。おむすびの転がる先には何があるのか......。
    毎日の通学ですら冒険だった子どもの頃を思い出して、自分の町を見直してみたくなる一冊です。
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    投稿日:2021.02.08

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