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小島あきら, 香澤陽平 / 月刊ガンガンJOKER (1件のレビュー)
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タカツテム
二図室という居場所が確立され、そこに集うようになった5人の少女達と零時。これは最早ハーレムと呼んで差し支えないような空間なのかもしれない ここまで来れば何もしなくても色恋沙汰が表に出てくるかもしれない…が、大人しく待つなんてしないのがレイのレイたる所以。とんでもない爆弾発言を投下していきましたな ここで零時が狼狽えてしまったら、それは普通のラブコメと何ら変わらなかったのかもしれないけど、零時はやはり普通のラブコメ主人公ではないよなぁ まさか全員に「俺のことどう思ってる?」と直球質問するとは思わなんだ 本人としては想いを寄せている者が居るのなら話がしたい、誤魔化しなんてしたくないという非常に真摯な姿勢からこうしたのだけど、結果的にはそれが尚更事態をややこしい事にさせてしまった気がするよ? 二図室という空間は確かに擬似ハーレムの様相を呈していたのだけど、同時にぬるま湯のように誰かだけを選ぶ必要が排除されても居たんだよね 皆でワイワイ仲良くしたい。それが肯定されていた空間。 けれど、今回の零時の行動によって少女達は零時との関係の中に恋愛的な意味を意識しないわけには行かなくなった こうなったら後はジェットコースターのように落ちるだけかなと思いきや、零時が掲げてきた「一人でいるのが好き」という感情にはそれなりに重い過去があったようでそれが理由となって簡単には行かなそうだ…… 仲の良かったクラスメイト達がつまらない命令から零時を裏切ったことで発症した零時の人間不信 人に期待することも信頼することもできなくなった零時。その心理状態では誰かと付き合うなんて難しいわな それでも零時が現在のような好青年に育ったのは絶対の味方として母親が存在したからなんだろうな…… レイもそれを理解したのか、零時の母親と同じように絶対の味方であると宣言してラブノートを廃棄……って、それじゃハーレム計画はお終いということ? 代わりにレイが画策し始めたのは幸福な人生計画 零時のトラウマを解消するためとはいえ、かなり突飛な行動に出たものです 無視された零時はその後の人生に影響があるくらい辛い思いをしたけれど、それは無視を提案したアリスも同じだったという構図。 相手の想いに寄り添って考えられる零時だから、叫ぶように零時への恨み節や後悔や自分の非を明らかにしたアリスの痛みを理解できる。自分にもやりようは有ったのだと思い直すことが出来る あの場面で「ごめん」と言えた零時は素晴らしい人間性を持っているね アリスとの再会を通して自分の器の小ささを知った零時。それを知ることは自分を成長させたい、一歩を踏み出したいという感情に繋がっていくのだろうね そしてそのタイミングでやってくるヒメルダの両親。ハーレム計画は終わった筈だけれど、零時の行動の結果は終わらない 次巻では遂に二図室の関係性に大きな進展が見られそうな予感続きを読む
投稿日:2020.03.22
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