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工藤マコト, 矢立肇・富野由悠季 / 角川コミックス・エース (1件のレビュー)
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タカツテム
一種の趣味モノ。なんだけど、主題として扱っているのがガンブラであり、ガンダムエースに連載している作品であるものだからガンダム成分が特濃 また、私自身初めて楽しんだガンダムシリーズがSEEDである点が主…人公の神崎とモロ被りであるのも手伝って妙に親近感が湧いてきたりもする 世の中に趣味の世界を描いた作品は数あれど、導入部の分岐点となるのはその趣味が世間的に受け入れられているか、認識されているかどうか 本作で扱われるガンプラ趣味は認知度は高くてもそれを女の子が楽しんでいるとなれば完全に受け入れられているとは言い難い。作中で描かれているようにガンダムを見た時にはMSよりもキャラクターについてわーきゃー言う方がメジャーな印象は有る だからか、神崎もガンプラへの関心は持ちつつも人の目を気にしてそれに手を出せなかったという経緯があるわけだ そんな神崎の前に、それこそガンダムシリーズにおいて主人公の前にガンダムが現れた時のようにふらっと現れたのが女子高生でありながら隠れもせずガンプラ好きの宇宙となるわけだね ……ガンダムを扱う作品なんだから別にいいのだけど、宇宙と書いて『そら』って親の趣味が全力全開で見えてくるなぁ(笑) それはそれとして、当初は自分みたいに傷つかないようにとガンプラ好きを辞めさせようとしたのに、宇宙のキラキラした目と、それを通して自分の目もキラキラしていると知ってしまった神崎がガンプ好きであることを偽れなくなる導入は好きだなぁ 神崎が最初に作ったストライクガンダムはエールストライカーや武装をつけていないもの けれど、ガンプラ作りの醍醐味が自分が再現したいシーンの顕現であるなら神崎にとってあの形が完成形 第3話のあのシーンは本作の進む方向性がどのようなものか端的に示しているように思えたね また、本作ではガンプラだけに話題を終止させるのではなく、ガンダム本編についても好評悪評織り交ぜて言及しているのは好印象 ガンダムシリーズって注目度が高いだけにどうしたってそこらの作品よりも評価ハードルが厳しくなる。そして一度でも駄作認定されたら、それは「ネタにして良い」作品として扱われ続けてしまう 特に第4話で言及されるSEED DESTINYは最たる例だね。個人的にも色々と思う所のある作品であり、言及する際には色々言ってしまう場合もある。でも「ネタにして良い」からってリアルの人間関係の中でも何でも言っていいってわけじゃないんだよね 作品として世に出た以上、酷評されているからって世の全ての人が想い入れも無いなんて事有り得ないのだから この一連の流れはちょっと自分自身色々反省するものがあるシーンだったかな 神崎と宇宙の二人で始まったガンプラ趣味。次巻からは早くももう一人加わることになるのかな?続きを読む
投稿日:2021.08.10
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