【感想】ぼくとおれ

朝倉かすみ / 実業之日本社文庫
(2件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • M

    M

    主人公たちの一つ年上なので、物語の全ての事象が理解できて、なんだか小説を読んでいるというより、同級生の消息を聞いているような、不思議な読後感だった。この主人公たちももうすぐ50歳になる。40までは特別にセンセーショナルなことは起こらないけれども、このあとの10年もどんな人生だったのか知りたい、続きを読みたいと思った。
    2人が選んできたように、私も小さなスイッチや大きなスイッチを押しながらここまで来た。私の人生にもこんな感じで交差している人がいたのだろうか。神様は知っているんだろうな。
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    投稿日:2022.08.06

  • Kazuko Ohta

    Kazuko Ohta

    ざっくり同世代の人と話をするのは楽しい。でも、ピッタシ同い年の人と話をする楽しさはダントツ。タメの人にしか通じないネタというのが確実に存在する。

    本作のふたりは、同い年も同い年、生まれた日も場所も同じ。タメなんだから、このふたりが話せば面白いことになりそう。しかし私の不思議は、1960年生まれの著者が何故に主人公を1972年生まれにしたかということ。本作中に名前の挙がるその年生まれの有名人を眺めれば、単純に著者より一回り下に設定したという以上の意味があるのでしょうが、私はどうもその意味を感じづらい。「チミ〜」とか言われたら、1972年生まれどころか、もっとずっと上のオッサンかと思ってしまう。

    いちばん興味を惹かれたのは、年表でしょうか。「おもなできごと」を見れば、いろいろと脳裏に蘇る。

    でも私は、一緒に泣ける人よりも、一緒に笑える人と一緒にいたい。一緒に笑える人とならきっと一緒に泣けるけど、一緒に泣ける人が一緒に笑える人とは限らない。
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    投稿日:2020.03.03

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