【感想】アオイトリ【イラスト入り】

木原音瀬, 峰島なわこ / ビーボーイノベルズ
(8件のレビュー)

総合評価:

平均 4.3
5
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3
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ブクログレビュー

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  • towa

    towa

    Ωの発情に個人差があるのだけど、河内のそれは数多あるΩバース作品の中でも群を抜いて不遇だと思いました。
    二人の関係が成就するまでのハラハラ感が好きです。

    投稿日:2022.01.23

  • syobobobon

    syobobobon

    このレビューはネタバレを含みます

    オメガバース、ではあるけど、萌えというよりかなりそのオメガ性の社会での生きづらさ息苦しさ強め。ハピエンだけど、だけど…これってずっと続くの…?!て考えてしまって読んだ後ホラーだった

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    投稿日:2020.07.01

  • 柚子胡椒

    柚子胡椒

    木原さんがオメガバ!?なんじゃなんじゃと読んだらやっぱり一筋縄ではいかない…流石木原さんや…。
    甘々じゃないんよなあ…スパイスがききまくっとるというか、オチに行くまでがつれぇ!笑
    はよ2人共仲良くしてやー!と気を揉んだわ。
    仲良くなった時に今までの辛さがじゅわーっとなって、木原さんの飴と鞭だなぁとしみじみ思うわけです。

    ここから余談なんだけど
    今までもちょくちょくオメガバを見てきたけど、やっぱり設定自体には萌えないと改めて思うた。
    唯一オメガバ読んでて良いなと思うのは、尊い2人が子をなして(超幸せそう&くそ協力的に)子育てしているってところ。
    現実では中々難しいことでドファンタジー過ぎるから素敵…と思うのかなーなんてふと思いました。


    木原さーん、ヤクザもののどエロいしんどいのが読みたいよーー( ´`)笑
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    投稿日:2020.06.18

  • lovenovels

    lovenovels

    「事故」で妊娠してしまった河内。恋人との結婚を望んでいた河内にとって、絶望的なことだったと思う。いくら子供が可愛くても、自分が産んだということを幸せと感じられないことや、自分をコントロールできないのは辛いと思うし。
    最初の「事故」のせいで、とにかくすれ違いまくっている河内と犬飼。ちゃんと分かり合いたいのに、本音を言えない2人がもどかしかった。最初は「恋」ではなかったかもしれないけれど、幸せな家族になるのが想像できて楽しい。河内の生真面目さは大変なこともあるけれど、腹を決めたら自分を曲げなさそう。
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    投稿日:2020.03.12

  • あんこ

    あんこ

    もうほんと…たまんないな…このどうしようもない関係がほんと好き過ぎる。ほんと好きだーなんだこのふたりー好きー。もうこれしか言えない…

    投稿日:2020.03.03

  • えふたみ

    えふたみ

    このレビューはネタバレを含みます


    嫌な奴を読み切る前に、こっちの感想を書かねばなとずっと思ってたので、読み終わってからちょっと経ってしまったけど思いの丈というか迸った萌えの残滓を語りたいと思います……

    前談として、オメガバースってそれほど携わってきたわけではないんですが、改めて思う節があったので先に語る。
    Ωの境遇について。今作でもそうだけど、この世界観でのΩ生き辛すぎないですか?社会的ヒエラルキーで最下層、(おそらく)第二性の中で一番人口も少なく、動物的能力にも他と劣る……言い方悪いけど、正直生まれた時点での「劣等生」度が著しい。
    オメガバースの世界観がどれくらい厳密に構築されているのかわからないので、ここからは単なる憶測です。
    例えば第二性の発生(発見)が人類の歴史の中で何千、何百年以前という昔の話だったとして、Ωの総数がここまで少ないことを若干不思議に思います。生殖機能に長けたΩは、生活環境の整わない発展途上の社会では、子孫繁栄のために重宝されそうだしなぁと。なので昔(言い方は濁す)はめちゃくちゃ少なかったり社会的偏見の対象ってほどではなかったのかも。
    しかしその特異体質(主に発情期)はやっかいで、いろんな文明社会を引っ掻き回し、あらゆぬ因縁をつけられてきた。
    なので近年、中途半端に理性が発達した社会では、Ωは目の上のたんこぶのような厄介者へと変貌した。なんせ発情期は、理性的人間が嫌う最も野性的本能行動ですもんね……
    社会に根差すΩヘイト、マイノリティすぎるΩ人口があるのは、遠くない過去、大規模なΩ淘汰やジェノサイドがあった可能性も示唆していそう。誰もが生きやすい社会へと男女平等を謳うような、第二性平等を図るバリアフリー対策があまりなさそうなことからも、この社会の歪みを感じますね……
    とまあ、あまり社会学的なのはわからないのでこれは全部勝手な妄想なんですけど、そんな中で生きているΩの人たちはすごい大変で、河内のようにβやαに紛れて社会活動に励むのはとてつもない努力がいるんだろうなと思った。発情期って本当に厄介そうだもんね……自分は女性なので生理の辛さは理解しますが、周期的に似ているヒートは、自分が苦しいことに加えて周囲も巻き込んでしまうわけですから。しかも死の危険に晒されているにも関わらず、失敗すれば『自衛がなってない』と全てΩのせいにされちゃうし。ヤリ逃げされてもΩのせいになんて、つくづく恐ろしい社会だ……

    前置き長くなっちゃいましたが本題。
    『アオイトリ』は運命の番がテーマの話で、先生にしてはライトで読みやすい、そして心の底からハッピーになれるタイプでストレスなく楽しんで読めました。
    言葉足らずな二人にやきもきはしましたが、思いやりのある人たちだったので、すれ違いが乗り越えられれば心配なさそう。
    にしても運命の番というチート設定はずるいもんだよなぁと思う。腐女子大好きだよねこういうの!私も大好きです。
    今回の河内と犬飼、運命の番じゃなかったらお互い意識もしなかっただろうし出会ってもいなかったかもしれない。そんな二人が予め定められたレールに沿うように結ばれる運命っていうのがはあ、BLっていいなあとしみじみ思うところ。
    ではあるけれど、運命だから仕方なく番になる、みたいな諦念から辿り着いた関係ではなく、運命に沿って出会いながらも、互いの感情の揺れがあって惹かれあっていく過程が丁寧に描かれるのが美しい。これが醍醐味だよね!
    個人的に大好きなのはプロポーズの場面で、直前に「お前には俺の気持ちが絶対わからない」って断言してた河内が、犬飼の告白を受け入れようとしてくれるところにはぐっときましたね……普段とは違う、発情期の自分への戸惑いと嫌悪を乗り越えて、犬飼の直向きな想いを信頼すること。始まりが歪だっただけに、河内にとっては恐ろしかっただろうけど、指輪という明確な形で二人が繋がれて本当によかった。人間同士、いかに運命の相手と言えど、境遇も立場も違えば分かり合えない部分があるのは当たり前だけど、共に過ごす中で見つけた相手の良いところとか好ましい性格とか正の感情が明確に勝ったのが、まさにこのプロポーズの瞬間かなと思った。
    河内にとっての35年がたった1日でひっくり返されて、恋人も失い、事故のような形で身篭ってしまう。河内は一番危惧していた最悪のシナリオを歩き始めたわけだけど、可愛い子どもたちやスパダリ犬飼の存在がこれから彼の意識を変えていってくれるはず。
    彼が、「お前が運命の番でよかった」そう言ったときは、犬飼と一緒に涙を流してしまった……河内の最悪のシさナリオが、最高に塗り替えられていく未来が楽しみで仕方ないです。
    ここから先、彼らの家庭は心配ないなと安心しつつ、しかしながら問題があるとすれば犬飼家ですよねと思う……
    先生が続き書きたいなあ的なコメントをされているのを拝見したので、おそらく犬飼家とのいざこざは出てきそうだなという予想。あ〜怖い……
    家族との確執は、『home』(だったかな?)や『同級生』の2組目、数学カップルのときのトラウマが頭にこびり付いてるので、めちゃくちゃ恐怖ですよ。犬飼家お兄ちゃんも理解なさそうだけど、両親は輪をかけてヤバそうだよねと勝手に思ってる。とにかくいろいろ妄想しつつ、(本当にあるかわかんないけど)続きが出るのを辛抱強く待ちます。
    あ、大切なこと忘れていましたが、セッはとにかく濃厚で最高でした!これでもかというほどの描写本当にありがとうございました!オメガバース最高!

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    投稿日:2020.03.01

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