【感想】きみは友だちなんかじゃない

神戸遥真, 千秋りえ / 集英社オレンジ文庫
(1件のレビュー)

総合評価:

平均 3.0
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ブクログレビュー

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  • いこ

    いこ

    このレビューはネタバレを含みます

    まあ随分やらかす主人公さまで。
    告白相手間違えるし、ケーキを彼の顔面に突っ込ませるし、肝心なところで言葉間違えるし。
    お陰で色々ハラハラする羽目になりました。
    一方、強面の彼はいい子すぎて、損しているのが気の毒になるレベル。
    「わたしだけが知っていればいい」と独り占めしたくなるほど性格はいい子なんですけど、学校生活に支障が出るレベルで誤解されていたから、そうもいかず。
    見た目で損すると生きづらい不条理よ。

    主人公も(恐らく)初恋面でも家庭内でも色々問題を抱えて、その割に前半でさくさくっと解決していくので、もっと引っ張らなくていいのかと肩透かしを食らったのですが、彼が上記の状態なので。
    また表題にある通り、彼とは友だちでなく、それ以上になりたいと思ってしまったから、後半は彼の環境改善と新しい恋の話になりました。
    となると、あのさくさく展開はありかなと。
    再び間違えた彼女でしたが、最後はうまいことまとまって、彼の環境も色々改善されてよかったです。
    久々に高校生のアオハル、小説で堪能させていただきました。

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    投稿日:2020.01.26

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