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今村 夏子 / 朝日文庫 (540件のレビュー)
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総合評価:
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軽音
このレビューはネタバレを含みます
淡々と進んでいく物語のなかで、主人公の悔しさだったり悲しみが伝わってきた 特に南先生に怒鳴られるシーンは、胸が締め付けられた。大好きだった人に「迷惑だ」といわれること、宗教のことを否定されること、それは想像できない苦しみだろう。 ただ、ラストの終わりかたや、所々の展開で少しモヤモヤしたかな
投稿日:2024.04.11
小糸
仄暗い雰囲気が続く。 両親が宗教にハマり、その子も知らず知らずのうちに宗教の活動の中に組み込まれている。その子は宗教にハマっているという意識はなく、そういう状況があるのが当たり前で、友達や親戚に何を言われようが動じない。 宗教にハマったことで生活が困窮する記述がちょこちょこ出てきて怖い。
投稿日:2024.04.10
コチリーヌ
最後の小川洋子さんと今村夏子さんの対談を読んでいて、今村夏子さんの幼さ?(幼稚という意味ではなく、)のようなものをすごく感じたんだけど、この本は今村さんを体現したような本に感じた。もちろん宗教にハマっ…てるんだろ!とかそういう事じゃなくて、なんかこう、するりと読めるけどずっと主人公の年齢からものを見ているような、この本を読んでいる「私」を排除してその物語の1部に自分がなるような。幼さと残酷さ、幼いからこそ、の表し方が沢山あって考えさせられた。 続きを読む
投稿日:2024.04.07
gb
南先生とのシーン、私が当事者だったら立ち直れない 宗教2世の問題をよくある女子中学生の日常に落とし込むと、こんなに苦しいんだなと思うシーンでした 表面的な"大変そう"では見えなかった苦しさを教えてくれ…てありがとう 後半はずっと不穏さを纏うけど中には両親の愛や友達・彼氏との希望もあって、一概に悪とは言えない、だからこそ苦しい…となりました続きを読む
投稿日:2024.04.01
s
宗教にのめり込む気持ち、わからなくないでもない だってアトピーが病院へ行っても治らなかったのに水で治るのを目の当たりにすると、やはり信じてしまうのではないか 今月初めに読んだ角田光代さんの「方舟を燃や…す」を思い出した 信じる力は何よりも強いなと感じた ラストの読者に任せたという投げた感じに驚いたけれど、どう捉えていいのかいまも悩んでいる続きを読む
投稿日:2024.03.25
ぺぷ
映画鑑賞後に読みました。 感想自体は映画とそれほど変わりませんが、終盤のシーンは小説の方が不穏に感じました。今現在の環境や関係が続くとは限らないもんね。
投稿日:2024.03.24
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