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西谷格 / PHビジネス新書 (8件のレビュー)
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noguri
最近(もっと前か!?)日本を超えたといわれる デジタル化した中国の様子を現地で体当たりレポートした本。 実際の著者の体験レポを読むと、確かに日本より便利だと思われる部分(特にキャッシュレス社会)と …中国らしい結構適当な(行き当たりばったりな)部分に分かれていて興味深い。 行き当たりばったりだからと言って、中国のことをバカにするのは筋違いで、 完璧でもない中であっても中国ではどんどん市場に出て、 仮説・検証のサイクルをグルグル回しているということだろう。 中々、日本ではクレームになって許されなさそうなことも、 中国ではどんどん起こり得るので、その点が逆に脅威に感じた。 著者の体験が2019年夏のものなので、賞味期限のある本ではありますが、 コロナ下で中々、海外の様子を見に行けない中、貴重な資料なのではないかと思います。続きを読む
投稿日:2021.07.17
なりすけ
中国はメディアで見るのと、現地で見るのとでは、全然違う。そう意味でもルポというタイトルに引かれた。 あっという間に大躍進を遂げたチャイナデジタル。中国の人件費の安さで外注してた時代の誰がこのスピード…でアメリカと競い合うまでになると考えただろうか…という大きな話より、中国は実際に見て肌で感じる方が断然楽しい。 だから本中の筆者のその時に感じた一言が、リアリティがあってとても面白い。日本の進まないデジタル化とのギャップをつぶやいているが、とても中立な立場で述べられており、それが本書を安心して読める理由のように思った。 無人化の進んだアリババホテル、ハリボテ感のあるデジタルショップの数々、一方で庶民の生活に根付いているアリババのデジタルと現実を融合させたスーパーとさまざまなサービス、国をあげたキャッシュレスの推進、無人化されたエンタメとコンビニ、移動手段の変遷。 日本は技術はあるのに、変われない体質でデジタル化に立ち遅れている。人口規模もそこそこ大きいのもネックになっている。中国はまずインフラをガツンと国がバックアップして一本化できるところが強い。 キャッシュレスの立役者は、アリババのアリペイだけでなく、それを上回るシェアを誇るテンセントのウィーチャットペイ。ユーザー浸透率が92.4%というから驚き。 中国の発展を横目に日本もデジタル庁が出来たが、乱立インフラや現金でも困らない過去のしがらみを超えて日本がどうなっていくのか楽しみ。 続きを読む
投稿日:2021.05.29
myjstyle
ここで紹介されているホテルやショップの無人化やレストランや車内販売のスマホ予約などは、まだ、脅威を感じない。脅威を感じるのは、スマホの保有率の高さ、キャッシュレス化や顔認証技術の導入の進捗にみられるイ…ンフラ状況や完成途中と思える段階で世に問い、トライ&エラーを恐れないバイタリティ精神にあります。ただ、中国のDXは日進月歩で、日々姿を変えている勢いは確かにありました。一方、コロナで露呈した日本のDXのモタモタぶりやこの先も楽観できない閉塞感は募るばかりですが。続きを読む
投稿日:2021.01.30
はぐらカチン
読み易い、分かり易い、面白い 中国の勢いに改めて驚きました。ある章の中に武漢の新型感染症(コロナ)の事にも触れており、直近の情報をキャッチ出来たと感じた。そしてコロナ後の中国の勢いを今後もウォッチして…いきたいと感じた。続きを読む
投稿日:2020.10.10
猫三郎
民間サービスが身分証カードで利用できる。ホテル、レンタルルーム、… マイナカードの利用者証明用電子証明書と同じ? 日本では法律上無理? アリババとウィーチャットが事実上の認証インフラになっている。 … 中国は新しいもの好き。不完全サービスでも受け入れてくれる。国民性の違いか? 続きを読む
投稿日:2020.09.21
なこ
財布いらないQRコード決済はめちゃくちゃ魅力的。 他人を信用しない性悪説だからこそ、ユーザーが意外と使いやすくなり、マナーも気にするようになるってのは面白い。 良くも悪くも巨大な土地と膨大な人口の国…と政策があってこその戦い方だけど、興味深い。 ニューリテール続きを読む
投稿日:2020.07.15
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