【感想】酒の友 めしの友

安倍夜郎 / 実業之日本社文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • 借買無 乱読

    借買無 乱読

    漫画『深夜食堂』の作者による故郷・高知県四万十市の食文化について綴ったエッセイ、漫画家デビューの経緯を語ったインタビュー、東京という都会の中などでたくましく生きる女性を描いた文章からなる作品。その他短編漫画も収録されており、"安倍夜郞"ファンにとってはとても嬉しい、お得な"文庫"本。『深夜食堂』の雰囲気そのままの人物なのだなぁ、とほっこりしながら読んだ。堀井憲一郎氏によるロングインタビューは爆笑もの、面白かった。続きを読む

    投稿日:2022.10.24

  • hito-koto

    hito-koto

    安部夜郎さん、初読みです。1963年高知県中村市(現、四万十市)生まれ、小学生で「ガロ」(滝田ゆう、つげ義春)を愛読w。朝食は家族そろって、お父さんは家ではいつもパンツ一枚だったそうです。「酒の友めしの友」、2019.12発行。高知と言えば、私は吉田類さん、有川ひろさんが浮かびます。はらたいらさん、黒鉄ヒロシさんも高知でしたね。いごっそうとはちきんw。この本は、酒の香りというよりも、高知の匂いがぷんぷんですw。キビナゴのフライ、カツオのタタキ、皿鉢料理、四万十の山芋・・・。続きを読む

    投稿日:2020.02.26

  • kuma0504

    kuma0504

    台湾の台南に行ったときに、通路の宣伝看板に「深夜食堂系列 食久堂」というみすぼらしい貼り紙があった。無許可看板なのは明らかではあるが、ここまで台湾の人にこの漫画が浸透していることの方に少なからず驚いた

    新宿のなんでもつくる居酒屋の料理とお客さんを通じて、実に日本的な人生模様を見せる漫画『深夜食堂』は、しかし世界的な普遍性をも持っているのである。私も大好きで、ついつい漫画もドラマも何度も見てしまう。その作画の秘密が、文章とイラストと短編漫画とインタビューで綴られていて文庫本で刊行された。「いかん、これ図書館で借りようとしたら半年かかるヤツやで」と、ついつい購入(後で考えたら、直ぐリクエストしたら直ぐ読めたかも)。

    作者の秘密は簡単だ。高知県四万十市の自然食材に育まれた舌と、バーなどに集う「常連客の話」を上手いこと料理していること。安倍夜郎は、ずっとパッとしないCMディレクターをやっていて、2003年新人コミック大賞を受賞して直ぐ仕事を辞めた。デビューしたのが3年経った41歳という経歴。その顛末を語った漫研先輩の堀井憲一郎とのロングインタビューがすこぶる面白い(なんか他人事じゃないと思ってしまう)。『深夜食堂』の語り口はデイモン・ラニアンの『ブロードウェイの天使』を参考にしたそうだ。一度眺めてみよう。あと、早稲田漫研の同級生(!)の町山智浩の結婚ビデオを撮っていた。「夜郎」って「夜郎自大(井の中の蛙)」て意味なのか!時々びっくりするようなことがどんどん出てくる。この本にはデビュー作『山本耳かき店』や大学時代の習作まである。文庫本オリジナル編集。すこぶるお得で面白い一冊。
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    投稿日:2019.12.15

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