【感想】羅什─クマーラジーヴァ─ (3)

くさか里樹 / 希望コミックス
(2件のレビュー)

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ブクログレビュー

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  • siiko

    siiko

    苦しい旅の末、鳩摩羅什一行はとうとうインドへ。道中何度も苦難がおとずれるが、そのたびに光明が現れ、奇跡が彼を死ぬよりも苦しい修業の道へと押し出す。そして、命を投げ出しても子供を助ける母との、束の間の邂逅。日頃どんなに辛く接していても、やはり母は母なのだった。そして太郎は、羅什の行く末を見届ける決心をする。続きを読む

    投稿日:2018.10.12

  • ゴンチャロフ

    ゴンチャロフ

    鳩摩羅什(クマーラジーヴァ)は、日本ではサンスクリット語経典の漢訳者として著名である。その漢訳の巧みさについては、例えば植木雅俊『仏教、本当の教え』(中公新書)を参照されたい。もちろん、羅什は翻訳者である前に優れた仏教者であり、その事績は慧皎著『高僧伝』の記述によってたどることができる。この羅什の生涯を漫画化したものがこの作品であり、本巻では7歳で母とともに出家した羅什がカシュガルで説一切有部の教えを受けるまでを描く。その後は小乗を棄て大乗に就く一大転機を迎えるはずであり、今後の展開が楽しみだ。続きを読む

    投稿日:2012.02.25

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