0
小林泰三 / 創元推理文庫 (48件のレビュー)
レビューを書く
総合評価:
"powered by"
びびび
このレビューはネタバレを含みます
メルヘン殺しシリーズ第二弾目。 前回アリス殺しを読んで面白かったのですぐに探して読んでみたが、これまた面白い。 最後の《アレ》は、《アリス殺しの前》な訳ではなく 《またレッドキングが眠りについた》と解釈しておく。いいね、こういうの大好き。 前に《人外サーカス》を読んだので、【徳さん】の事は知っていたけれど、元々は別の物語の登場人物なのかな?また読んでみようと思う。 その前にドロシイ殺しを読まねば。次も楽しみだ。
投稿日:2024.04.25
nayu
アリス殺しを読了してすぐ読んだので夢の世界と現実世界のシステムを把握した上で読んでいたのですが違う角度で書かれたストーリーでした。 序中盤の絡まった推理や登場人物の会話もすべて終盤で完結していたのでや…っぱり最後までのノンストップで読んでしまいました。続きを読む
投稿日:2024.02.13
りりーちゃん
前作読んでたのでこの世界の仕組みはなんとなく理解してる(といっても未読だった場合と比べたら1ミリ程度の知識)。 でもここは前作と違うと言われたら…そうなんだね!とビルみたいに思ってしまう。 話してると…イライラするだろうけど、ビルのキャラが良い。頭が足りないように見えて鋭く本質をついてくる。 解説まで読み終わり、ホフマンの物語をしっかり読んでおきたいと思った。 このシリーズはめちゃくちゃで、でもしっかり繋がってて…。今回も引き込まれてしまった。 決めた。このシリーズは続けて読む。続きを読む
投稿日:2024.01.24
Anno
ここの所不思議の国の夢ばかり見ている大学院生の井森健は、ある晩夢の中で、いつもと違う緑豊かな山の中へ迷い込む。そこにはクララと名乗る車いすの美少女がいた。 翌朝、大学へ向かった井森は、校門前でクララと…同じ姿の少女くららと出会う。彼女は何者かに命を狙われていると言い、井森に助力を求めるが……。 不思議の国の住人が殺されていくミステリ、『アリス殺し』の続編にあたる一冊。 「クララ」は何の物語の登場人物なのか考えていたのですが、ドイツの作家エルンスト・テオドール・アマデウス・ホフマンの作品群がモチーフになっているようです。 わたしは『くるみ割り人形』のしかもあらすじ位しか知らなかったのですが、他の作品も知っているときっとより楽しめると思います。 前作に引き続き、現実世界とどこかリンクしている不思議な世界で起こる事件。夢の中の世界(=ホフマン宇宙)に迷い込んだの蜥蜴のビル、ビルと夢で繋がっている大学院生の井森が、現実と夢の世界の両方から謎を解き明かそうとします。 『アリス殺し』と比べ、ストーリーは少し複雑です。登場人物も多いですし、ホフマン宇宙には動いてしゃべる人形がいたり、記憶が改ざんできる人間がいたり。現実とホフマン宇宙でそれぞれ同じ名前の人がいたりするので、どっちの世界のだれの話をしているのか混乱しがちでした。 それでも、他の作品にはない世界観と作風なので、ファンタジー(SF?)的なミステリを求めている方にとってはやっぱり唯一無二。 なお、同作者さんの他の作品に出ているキャラクターなんかも出てきますので、他の作品も多く読んでいれば読んでいるほどより面白いと思います。続きを読む
投稿日:2023.11.15
ゲスト
初めての小林泰三の作品を読んだが SFの様なファンタジーの様な設定で 中々面白かった。 前作のアリス殺しを全く知らずに読んだので 最後の井森の発言の意味が全く分からなかった。 トリックは登場人物が鍵と…なっているので 誰が誰のアバタールなのか訳が分からなく なるのが難点。 トカゲのビルはちょっとぬけてて可愛い。続きを読む
投稿日:2023.10.20
本の虫
アリス殺しに続く続編。 2つの世界で殺人事件が起き、犯人を探す物語。 途中人物が複数人出てくるので、主要登場人物以外は覚えるのに少し苦労した。 また、2つの世界では同じ姿をしていたり、記憶を共有しているかは不明な為、頭が混乱しやすい。 真相がわかった時には感心させられた。
投稿日:2023.09.08
ポイントが追加されました。ポイント明細ページからご確認いただけます。
クーポンコードの形式が正しくありません。半角英数12桁で入力してください。
エラー(エラーコード: )
本棚を開くには、画面右上にある「本棚」ボタンをクリック
スマートフォンの場合
パソコンの場合
このレビューを不適切なレビューとして報告します。よろしいですか?
ご協力ありがとうございました 参考にさせていただきます。
レビューを削除してもよろしいですか? 削除すると元に戻すことはできません。