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椎名鳴葉, 八幡絢 / 集英社コバルト文庫 (2件のレビュー)
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うらこ
このレビューはネタバレを含みます
料理人になろうとがんばっている彩花が行き倒れの蘇黎を助けたことで、話が進んでいきます。 宮廷詩人って何なのかと思ったら、普通の詩じゃなくて、官僚の不正とかを詩に変えて奏上する人ってことでしたけど、あんまりそういう話はなくて、もっぱら彩花が作った料理にダメだしするって話でした。 後半は、なぜ彩花が逃げているのかとか、両親と蘇黎との関係なんかも分かってきましたけど、ちょっと物足りないかなぁ。もうちょっとラブ度が欲しいところです。
投稿日:2012.01.25
LUNA
11年8月刊 中華で、お茶屋さん系。 ヒロインはひたむき頑張る系で、どんぴしゃ好み。 ヒーローは宮廷「詩人」っぽくなかったり、商人な家柄っぽくないのが難点ですが、極度の美食家ということで、ヒロインとのかかわりはあるからいいのかな。 おいしそうな食べ物の描写を期待したけど、それよりは料理中の描写のほうが多かったのがちょっと残念。 だけど、ストーリーは王道な感じで、さらっと読むのにはよかったです。 この方の文章は、とても淡々と説明していく感じの文体ですが、読んでると癖になるというか、意外とノッてくるから不思議。きちんと書くべきことを書いてるからかな。
投稿日:2011.08.03
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