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尾登雄平 / KADOKAWA (4件のレビュー)
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亞綺羅
借りたもの。 年号や歴史が動いた事象の名称を解説するのではなく、「古代」「中世」「近代」「現代」の4つの区切りを軸に、顕著な動きのあった地域の歴史の動きを、“流れ”で解説。 時代や事件や偉人の名前が出…てくる“点”のような歴史解説本ではないので、スラスラ読み進められる。 学校で、年号や起こった事件の名称の暗記や関連を叩き込むだけの授業より、こういう事を授業でやってくれたら、頭にすんなり入るのに…… 古代から連綿と受け継がれているものがある事に気づく…人類の死生観(死後世界、天国とか地獄とか)と文明のルーツ。 宗教の起源と変容、権力と国との関係。 「互いに助け合いなさい」と言ったキリストの教えが、とんでローマ帝国の国教となってしまった時から、古代ローマの宗教観を組み込んで教義化・儀式化・権威化しキリスト教になったこと。 インドでは仏教は新興宗教。バラモン教(カースト制)を取り入れ国の統一を図ったことも相まって圧倒的にヒンドゥー教。 イスラームを会社の創業物語に例え、今も続くお家騒動があることを解説。 諸外国を蛮族とみなしアイデンティティを確立する中華。 精神的な部分にも、歴史は深く関わってくる。 王家の兄弟げんか(ドイツ・イタリア・フランスの元)や権利主張によって戦いに明け暮れるヨーロッパ諸国。 植民地化に思う「人間汚い」、政治センスや戦う術を知らないとあっという間に失ってしまう恐怖。(これがグローバルスタンダードか!) 近現代部分は必読。 南米の歴史など、全然頭に入っていなかったので興味深く読んだ。行き過ぎた自由主義(外資参入により国内産業が育たない、産業と貿易相手国を一つに絞り、依存しすぎた)ことで貧富の差が拡大し急落したアルゼンチン。 WW1の結果起こった世界恐慌、それがWW2の引き金となった。 巨額の賠償金で大恐慌になったドイツで、今見れば荒唐無稽に思える思想でも、具体的なヴィジョンを提示したことで圧倒的な支持を得たドイツ・ファシズム。 国の不安・不満によって宗教の台頭や扇動する者が現れる。人間同士の駆け引きによって敗北・挫折したり、巨万の富を手に入れたりと、明暗が分かれる国家。 時には地球規模の天災(小氷河期)による影響で起こった王朝、政権の変化(元→明、応仁の乱)が起っていたりと、横のつながりをさらっと紹介してくれることで、根詰めず理解できた。 現代部分は、まだ大きな流れとも言い難いので、チャーチルの人物像や小話が多い印象… 20世紀のページも、狂信的な「非暴力・平和主義が人々を動かした時代」とは、なかなかのキャッチコピー。 そこに情報戦を更に発展させた世論戦とも言える“戦略”を垣間見る。続きを読む
投稿日:2021.04.22
hiro-9
社会科学、特に歴史は不得意分野である。ので、社会人になって勉強するようになった。全体観がないので、この本のどこが驚くべきなのか、わからないところもあったけど、それは他で勉強することになると思う。理解が…半分だったので星は3つ。わかる人には評価が低いと思われるかもしれない。続きを読む
投稿日:2021.01.03
komoda
Raise Your Level Of Education Dramatically Amazing World History https://www.kadokawa.co.jp/product/…321905000251/ , https://www.manetama.jp/report/author/tamam010yuhei/続きを読む
投稿日:2020.10.11
グアルデリコ
もともろブログで展開していた内容なので、世界史をトピックス的に整理するとこんな感じですという内容。すんなりと面白エピソードを楽しみながら世界史の勉強ができる書籍です。
投稿日:2020.04.28
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