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リットーミュージック コンテンツ企画編集部 / リットーミュージック (1件のレビュー)
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総合評価:
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浮気なスー
このレビューはネタバレを含みます
めちゃくちゃ、良いです。GLAYが好き、という人には勿論超絶オススメですが、ロックンロールが好き、ギターが好き、という人なら、絶対にこう、グッとくる文章が、絶対あるぞ、そう言っちゃいたい本ですね。本当に、めちゃくちゃ、良いです。 自分は、GLAYというロックンロールバンドの、熱心なファンではありません。オリジナルアルバムも数枚持っているだけですし、ベスト盤もちょっとだけ、というくらいの、まあ、かなり浅いファン(ファンとも言う事はできないか?)です。 アルバムで言うと「BELOVED」から「HEAVY GAUGE」まで、シングルで言うと「グロリアス」から「MERMAID」までが、自分にとってのGLAYの存在をヒシヒシと感じていた黄金期でした。日本のロックシーンのド真ん中に、GLAYという存在が、圧倒的に無敵に屹立していた時代、といいましょうか。そん時のGLAYの存在は、意図して追いかけなくても、ビックリするほどに耳に入ってくる目に入ってくる。ホンマに圧倒的な存在感でしたね。 で、この本ですが、そんなGLAYのリーダーであり、HISASIと共にギターを担当するメンバーであり、ほぼほぼ全ての楽曲の作詞作曲を担当する存在である、TAKURO。彼の、ギターどんだけ好きやねん。GLAYどんだけ好きやねん。そして人としてどんだけ魅力溢れてるねん。ということが、如実にわかる内容です。 自分は、GLAYのメンバーの中では、何故かは分かりませんが、圧倒的にTAKUROが好きでした。とんでもなく良い曲書くよね、ってところが、やっぱデカいなあ、って思ってたんですが、この本を読んだ後で思うことは、「TAKUROという人物そのものが、自分にとっては、圧倒的に魅力的なんだな」という事を痛感した次第です。 とにかく、TAKUROの、物事のとらえ方、語る言葉の一言一言、全て、とんでもなく腑に落ちるんです。「うむ。この人のいう事は、間違いなく、信用できる」という感じ。これを感じることのできる文章は、素晴らしいですよ。 無茶苦茶無理やり置き換えますが、最近読んだ、プロ野球のイチロー選手のインタビュー本も、同じです。「ああ、この人の言う事は、間違いなく、信用できる」という言葉を読むことの、幸せさ。 イチロー選手の本業は、プロ野球選手ですから、特にその言葉が、心に響かなくとも、ホンマは良いのかもしれない。プロ野球選手としてのプレーで、成績で、振る舞いで、感動できれば、それで良いのだから。ホンマは。 TAKUROの本業は、ミュージシャン、ギタリストですから、特にその言葉が、心に響かなくとも、ホンマは良いのかもしれない。ミュージシャンとして素晴らしい楽曲を作り、バンドとして素晴らしい演奏をプレイし、素晴らしいギターを聴かせてもらえれば、それで感動できれば、それで良いのだから。ホンマは。 でも、彼らの語る言葉に、どうしても感動してしまう。腑に落ちてしまう。「あんたの言ってること、めちゃくちゃ分かる。それ、絶対マジそうだよねえ」って思えてしまう。敢えて語らなくても、良い筈なのに。 いやもうね、このインタビューを成したインタビュアーの方々にも、ホンマに感謝ですね。これだけの言葉を引き出した、ということの素敵さ、上手さ。ありがとうございます、という感じですね。 とりあえず、この本の内容、全部好きですが、その中でも特に好きなのが B'Zの松本さんとの対談 TAKURO所有の数々の貴重なギターの、貴重な写真&詳細説明 でしょうか。これほどに、過去のギター遺産を大事に受け継いで、しかもライブでちゃんと弾いてる、って、とんでもねえな、って思いますね。ギターに対する敬意が深すぎる。いやもう素晴らしすぎますね。
投稿日:2019.11.15
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