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ヘッセ, 猪俣和夫 / 光文社古典新訳文庫 (3件のレビュー)
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ひまわりめろん
コツコツ光文社古典新訳文庫の時間です 今回はドイツを代表するノーベル賞作家ヘルマン・ヘッセです ドイツ文学です ヘッセと言えば丸美屋じゃなかった『車輪の下で』ですが今回はデビュー作の『ペーター・カ…ーメンツィント』です 日本では『郷愁』で知られている作品ですね ドイツを代表すると言いましたが、感じとしてはドイツ系スイス文学のほうがしっくりくるのよね いやーなんか凄かった まあ、あれですよ 僕なんて書評家でも何でもないんで 「凄かった」を「凄かった」以上に突き詰める必要はないんじゃないかと常々思っているんですね 「凄かった」で伝わることもある 文学的で美しい表現がぎっしり詰まっているのに、読み手が自由に解釈していい部分がたくさんある そんな自由度の高い物語に自分は感じました 結構深そうなことがサラッと書かれている サラッとしてるので様々に受け取れる 25歳でこの深みのある物語を書いてるってことが、さらに凄い続きを読む
投稿日:2024.01.06
たか
このレビューはネタバレを含みます
ヘッセが好きで最近よく読んでいるが、ペーター・カーメンツィントもヘッセの表現力によって素晴らしい本になっている。 ペーター・カーメンツィントという独身男の半生の物語で、母親の死から始まり、親友二人も亡くし、主人公は生と死について考える。主人公が人生の意味や生、愛情について考察をしていくなかで自分も疑似体験をし様々なことを感じ、考えさせられる。 全体を通して人生における様々な側面が生々しく描かれていて、ヘッセの想像力や表現力に感動した。 そしてこの本を書いたヘッセは当時25歳。すごい。
投稿日:2023.05.31
Kusakari
ヘッセが書く男の子は、たいてい女の子にモテないし、ウブである。 例にもれず、ペーターもモテていない。 そこが面白い。
投稿日:2019.12.14
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