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柿埜真吾 / PHP新書 (8件のレビュー)
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t4learning
第1章のフリードマンの生い立ちの部分は楽しく読めた。以降は経済学の専門分野の話に入っていったので、優しく書いてあるとはいえ、読みすすめるのは難しくはあった。日本経済の停滞を分析しているのだが、どうもな…かなか理解が進まなかった。 近著の自由と成長の経済学のほうがわかりやすい。続きを読む
投稿日:2023.02.04
Go Extreme
ミルトン・フリードマンの生涯: 反ユダヤ主義が吹き荒れる マネタリストの誕生 全体主義者が恐れた思想 フリードマンの貨幣理論: 貨幣数量理論の復活 ルールに基づく金融政策 投機論擁護の誤解 実証的分析…スタイル フリードマンの日本経済論: 日本特殊論批判 日本の金融政策―固定相場制下の金融政策: 構造的インフレ論批判 狂乱物価から物価安定へ: 貨幣量の重視→物価安定 貨幣軽視への警告 日米貿易摩擦とフリードマン バブルの崩壊と金融政策: イデオロギーと経済分析の道具を分離せず 日本の構造問題へのフリードマンの見解 量的緩和のための闘い: 流動性の罠論の誤解 実証主義者としてのフリードマンの一貫性 フリードマンの遺産続きを読む
投稿日:2022.06.30
yasz
2021年末の大掃除で発掘した本です、この本は2021年の間に読む本の様ですね。読みかけになっていたために、評価は「★一つ」にしております。内容が不満足だったわけではありません。 2021年12月2…9日作成続きを読む
投稿日:2021.12.29
deki
給付付き税額控除の勉強しようと思って買った本ですがほとんど言及されてませんでしたσ^_^; ただフリードマンが日本ととても深く関わってたんやなあと思うと意外な発見でした。 残念なことに日本の経済学者に…嫌われて日銀が取り入れなかったことで日本の景気回復がアベノミクスまで待たないといけなかったことが残念でなりません。 ここでデフレ脱却の手を緩めるとまた日本はどん底に落ちていくんでしょう。 プライマーバランス派に押し切られたら今度こそ終わるかもしれません。 次の衆院選はちゃんと見極めて投票したいと思います。続きを読む
投稿日:2021.10.10
aya00226
恒常所得仮説=消費は、現在の所得ではなく将来得られる所得に依存する。 教育バウチャーは、スウェーデンやオランダなどで導入されている。公立学校よりいい制度 負の所得税(=給付付き税額控除)。生活保護より…も差別感がない。 流動性の罠、はあり得るのか。 大恐慌時は、金融引き締めだったにもかかわらず名目利子率は低下した。金融緩和と金利低下は同じではない。名目利子率よりも実質利子率のほうが重要。 貨幣供給が増えれば、財サービス市場だけでなく資産にもお金が回る。その結果、金融資産の収益率の変化だけでなく、その他の資産へ支出を増価させる。 フィリップス曲線は幻想。スタグフレーションのときは、賃金・物価統制が要求されたが失敗した。金融政策によってインフレが収まった。 金融政策のルール化が必要。個人の裁量は危険。 k%ルール=貨幣量を毎年一定のスピードで増やし続ける。便宜的な政策提言。将来は物価安定のルールを定められると考えていた。 インフレは貨幣的現象であり、金融政策によって安定させられる。 変動相場制擁護論。2度の石油ショックや世界同時不況は固定相場制では乗り切れなかった。 投機は行き過ぎる可能性があるが複雑は金融規制はすべきではない。ナローバンキングや100%預金準備制度など、単純で裁量性のない規制をするべき。 実証的な分析スタイルだが、大規模計量経済モデルとは違う。徹底的な国際比較と歴史的研究の重視。 大恐慌は、金本位制ではなかったスペインや、銀本位制の中国には影響が軽微だった。 戦後の日本は国際収支が悪化すると、通貨の増加率を抑えざるを得ない結果、景気後退になる。国際収支の天井。固定相場制の宿命。 平成のデフレは、IT革命、流通革命、ユニクロ現象などではない。相対価格と物価水準は違う。相対価格が下がっても、物価水準自体は変わらない。 日本は固定相場を守ろうとしてインフレの種をまいた。 労働組合はインフレの元凶ではない。 日銀流理論=ハイパワードマネーは受動的。 日本のマネーサプライ増加率と消費者物価上昇率は半年差で、マネーサプライが先行している。 国際協調のために、金融政策を為替安定のために使うべきではない。 貿易制限は日本だけでなくアメリカにもあった。 日本の輸出依存度は13%。アメリカは8%。自給自足できる経済。 日本の貿易黒字は、アメリカに還流しているから問題ない。 プラザ合意やルーブル合意がなくても、為替は今の相場になった。 マネーサプライ急落を招いた日銀の政策で、バブルが崩壊。 宇沢は、フリードマン嫌い。イデオロギーが嫌いだったが、政策提言や問題提起までは無視する必要がないはず。 バブル崩壊後の政策は、財政再建にための増税と景気対策の財政拡大が交互に行われて、一貫性がなかった。 デフレは構造改革を促すので望ましい、という意見もあった。 ハイエクなどオーストリア学派は、金融緩和に反対しデフレを放置するよう勧告していた。 金融緩和と名目利子率の関係は、短期と長期で違う。 短気は低下するが、長期では上昇しがち=長期の名目利子率は受動的。 低い名目利子率は、金融引き締めが続いてきた印であり、高い名目利子率は金融緩和が続いてきた印、にすぎない。 流動性の罠は、金融政策の思考停止をもたらす。流動性の罠は観察された現象ではない。 低い名目利子率は高い実質利子率を意味する。 名目利子率の低下だけでなく、貨幣供給を重視するべきだった。 流動的な資産と非流動的な資産を交換することで経済を刺激できる=国債社債の買い入れ。続きを読む
投稿日:2020.09.29
tomohix
理論の正しさは、その予言するところがどれだけ確認されるかにある。その意味でミルトン・フリードマンは優れた理論家なのだと思う。 著者が心酔している感じなので、悪い方の姿があまり書かれておらず、本当にない…のか、書かれていないだけなのかはわからない。反対の立場の人によるミルトン・フリードマンの本も読んでみたいと思う。続きを読む
投稿日:2020.03.25
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