【感想】MUJIN 無尽（７）

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伊庭八郎の許を突如として清河八郎が訪れる。清河は将軍の上洛警固のための浪士組に引き入れようと熱弁を振るうが、八郎は清河を信用することができない。その後正式に浪士組の募集が開始されると、応募者の中には試衛館の近藤勇らの姿もあった。八郎は近藤に清河は信用できないと忠告するが、近藤らは危険なお役目を果たしてこそ働きが認められると京に出立する。周知のとおり、清河は京で浪士組を尊王攘夷の集団に作り替えて江戸に戻り、これに反発した近藤らは京に残留して会津藩配下となる。一方の八郎は、講武所のお役目で横浜の英仏軍駐屯地を視察、西洋式銃の威力に瞠目するのだった。若者たちは試行錯誤しながらそれぞれの道を歩んでいく。読者は、主人公である八郎とともに江戸から見た激動の時代を目の当たりにすることだろう。

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