【感想】天を支える者 緑の鈴を、振る

前田珠子, 明咲トウル / 集英社コバルト文庫
(3件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ひりき

    ひりき

    ウォルセン、アシュアイード、ウィーカルド…それぞれの相手に対する想いが異常。
    このむず痒さの原因は、家族愛とかの括りを飛び越えた執心具合が異常だということ。
    背景がどうであれ、ファンタジーの世界であれ、男=女ならまだしも男=男でしょ…無理な類いというか、この物語に限ってそう思う。
    重たいよ、重た過ぎる!

    そして、またも進まぬ物語…もっと簡潔に納得できる展開はないものでしょうか?
    "巻"稼ぎ?と疑いもしたくなる流れ…。
    長期シリーズは好きだけど、流石に…。
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    投稿日:2018.12.01

  • 事務員H

    事務員H

    緑の章第5巻を読破。

    今回はマルシアス一族のお家騒動がやっと終わりと告げて。

    私、ウィーカルドはどんな風になったのかなあって思っていて。

    自分より身分というか…家格?

    裕福さでは圧倒的に低いウォルセンが、聖印のおかげで本家に引き取られて。

    格下だと思っていた子どもに対して跪かなくてはいけない立場になって。

    憎んでいるのかな? と思っていました。

    が、予想の斜め上をいってくれましたよ、ヤツは。

    ウィーカルドはウォルセンに対して――

    固執とも呼べる絶対的な崇拝の念を抱いていました。

    自分の行動はウォルセンのためを思っているから、ウォルセンのことを思っているから、わかってくれる。

    なんという妄執。

    まさかここまで粘着質にウォルセンを崇め奉るとは…。

    びっくりしました。

    まあ、彼のその想いはウォルセンには届かなくて。

    というか、ぶっ壊したのはウィーカルドなんですけれどね。

    ウォルセンにとって聖域とも呼べるアシュアイードを陥れようとしたんですから。

    そのため怒り狂ったウォルセンが力を爆発させて、そのせいで幽閉されることになってしまうのですが。

    なんやかやあってマルシアス一族のお家騒動はとりあえず終結して。

    めでたし、めでたし――とはなりませんね、はい。

    まだ残っているナルレイシアという最大の厄介事が(笑)

    ナルレイシアとリーさんのやり取りが楽しいです。

    そして滋養のある麺類をすするネイスリーズさま…。

    リーさんの心境がなんだかとってもわかるような気がするなあ。

    ナルレイシアは無事ウォルセンに翠唱子を渡せるのか!?

    同時収録されている「巫女姫の銀の指輪」

    主要人物たちになんだかデジャビュを感じると思ったら…

    イズァーカ商会へようこそ、の三人組じゃないですか!!

    うわー、なっつかしい。

    そう思って「イズァーカ商会へようこそ」を開いてみたら、平成13年だった。

    え? もうそんなになるんかな、これ買って。

    そりゃ日に焼けるはずだよ(^-^;)
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    投稿日:2012.01.27

  • かよりん♪

    かよりん♪

    所在:自宅マンション

    緑属の柱神候補、ウォルセンを愛してやまない3人の人物がここに真っ向対決!? ウォルセンをどうしてもアタラクシア家の次期当主に収めたいウィーカルド、彼は自分の傍にいるべきだと固辞し続ける幼なじみのアシュアイード、彼に何がなんでも柱神になる運命を受け容れてもらいたいナルレイシア・・・。それぞれの理由を胸に目指すは「ウォルセン陥落」ただそれのみ。「愛の逃走劇」は佳境へ突入!続きを読む

    投稿日:2008.11.05

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