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月原渉 / 新潮文庫nex (21件のレビュー)
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総合評価:
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きはを
このレビューはネタバレを含みます
本作、シリーズものだと知らずに表紙の綺麗さと「〇〇館の殺人」のタイトルだけで購入。実は再読。他の方の感想を読んで知ったけど、毎回違うところで使用人をしているのね!帯に書いてあった「首無館」がすごく気になる…! 綾辻先生の館シリーズ2作目「水車館の殺人」と同じような感じで、現在と3年前を行ったり来たりする構成だった。「水車館」できちんと騙された私はこのような行ったり来たり型を結構警戒しながら読む癖がついていたんだけど、そこまで警戒しないでも大丈夫だった…。 3年前の事件で最後ある真相が明かされるけど、ちょっと無理がある(こじつけ?)ように思えた。でも生きることに活路を見出してくれたのなら、、読後感はとても良かったです。 「幸せの数だけ不幸が平等にくる」、対価交換?のような考え方が今回の儀式の肝だった訳だけど、これは人それぞれ考え方が違うのでは無いだろうか?なんだか納得いかない気がするのは私が今、人から見て幸福だからなんだろうか?幸福の尺度は人それぞれだと思うけど、、
投稿日:2023.09.17
ほんすき
館もののミステリーは大好きなので本屋で見て即買い。 使用人探偵シリーズの3作目ですが、そんなに繋がりはないので単発で読んでも大丈夫。 今作、とにかく館の見取り図が欲しかった! おそらくトリックに直接関…わるから載せてないのでしょうが、結構移動もあって複雑なので自分で見取り図を書こうかと思いました笑 2つの時代を交互に行き来しながらお話が進むので、分厚くないけど結構頭使う満足感はあります。 賛否ある作品ですがわたしは好きです。 前作読みましたが使用人のシズカさんは一体何者なのか、、、 気になるので続編も出たら読もうと思います。続きを読む
投稿日:2023.08.08
shuwacho
大きな喪失感を抱えた「ぼく」は寒々しい地方の村はずれで、犬の遠吠えに誘われるように吹雪の中を進み、洋館に保護される。 洋館には「犬の儀式」を行おうと家督を継いだばかりの少年と宗教家の女がいて。 3年後、祖母に依頼されて親戚が傾倒する宗教団体の儀式に立ち合いにきた妃夜子と使用人のシズカ。 「犬の儀式」という3重密室で行われる儀式の中、開かれるはずのない密室が開き。 吹雪、歪な造りの洋館、怪しげな儀式と舞台は期待をあおるけれど、3年前と現在が交互に語られて、それがもどかしい。 あまりに切り替わるので登場人物に思い入れる暇もなく、密室の「開かれるはずがない」がイマイチピンとこないまま。 3年前と現在に大きなつながりがあるわけでもないので、いっそどちらかに絞って、もっと登場人物のエピソードを増やした方が「鍵の贄」の衝撃が強くなったのかも。 トリックを2つ淡々と見せられたって感じが残念。
投稿日:2023.04.26
とあまる
key word 栗花落シズカシリーズ 現在と過去編が交互。 状況は同じなのに、答えは2通り。面白い!
投稿日:2023.01.07
ちこ(´・ω・)
開かれた扉の先に待つ。 皆が全てを確認しながら進まなかったからこそ、出来た犯行であり答えなのだろう。 ただ進む際に見て行った物は全て態と作られたのか、それとも本物なのか疑問だ。
投稿日:2022.08.05
み☪︎
図書館で借りたシリーズ3作目! 現在と3年前を交互に読む形ですが、ごちゃごちゃしてなくて読みやすかったです。個人的には前作よりも読みやすかったかな。 事件が起こるまで長かったですが、すぐに世界観に引き込まれて、一気読みしてしまいました。 3年前、大量殺人に見せかけて違ったこと。現在の愛ゆえの殺人。どちらも「愛する人を殺しなさい」と言う言葉通りでした。シズカの言い回しはやっぱり難しかったですが、本当に面白かった。最後の終わり方は個人的に好きで、余韻が気持ちいいです。
投稿日:2022.04.07
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