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愛川晶 / 双葉文庫 (2件のレビュー)
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総合評価:
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nobu2kun
『#再雇用されたら一カ月で地獄へ墜とされました』 ほぼ日書評 Day335 2冊ほど書評を上げた「落語安楽椅子探偵モノ」の著者による落語者でない作品がUnlimitedに上がっていたので読んでみた…。 定年後再雇用された公立高校教員が理不尽にも2カ月で雇い止めになり、そこへ輪をかけたような不運が重なるが、最後はちょっとしたきっかけで、ハッピーエンドに、その「ちょっとしたきっかけ」が謎解きになるのだが、正直、かなり無理筋か。 ただ、身分保証があり退職後も悠々自適と思っていた公務員には雇用保険が無いとか、へえー!的な内容も多かったので、そこは得るものがあったと言えよう。 なんとも不思議な作品だ。 https://amzn.to/3cWtvQe続きを読む
投稿日:2021.02.07
あまぐも
+++ 県立高校の地歴公民科教師として38年間の教職生活を終えた笹川。定年後は常勤講師として再雇用され、4月から再び教壇に立つことになったが、それからわずか一カ月後、校長から衝撃の宣告を受ける。さらに…、定年後の生活を見据えて、退職金の大半をはたいて実家の大規模リフォームを実施したが、明らかな手抜き工事が見つかってしまう。同時に、妻が勤務する学童クラブには閉鎖の話が持ち上がり…。俺の「第二の人生」はいったいどうなる!? +++ 前半は、ドキュメンタリーのようにリアルで、信じられない思いと理不尽さに胸が痛む。思わず、どうすりゃいいんだーーーー!?と叫びたくなるほどである。だが、後半は、前半の不運や不幸が、少しずつ回収され、腑に落ちなかった部分の謎も解けていって、ようやくひと息ついて、落ち着いて読み進められるようになる。主人公の笹川は、ちょうど制度の隙間に嵌まり込んだり、タイミングの悪さで損をしたり、という印象だが、救われるのは、大学生の息子を含めて家族の仲がいいことだろう。これで家族が崩壊していたら、まったくもって目も当てられないが、愚痴を吐ける場所があってほんとうによかったと思う。ラストにはそうだったのか、という胸が熱くなる展開も待っているので、人生悪いことばかりじゃないかも、と思える一冊だった。続きを読む
投稿日:2020.12.30
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