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岡本拓司, 岡崎武士 / 角川まんが学習シリーズ (2件のレビュー)
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「決して天才なんかじゃない。家族のために、誰かのために努力する、泣き虫で意地っ張りな少年の物語。 北欧の貧しい家庭に生まれたアルフレッド・ノーベルは、家族を助けたいという気持ちで勉強を続けた。その後ニ…トログリセリンの加工、雷管を使った仕組みを考え、ダイナマイトを発明した。ダイナマイトの爆発力は凄まじく、人の力では到底なしえなかったことができるようなり、まさに世界を変える発明品となった。1870年、ヨーロッパで起こった戦争でダイナマイトが戦争で使用され、人の命を奪う道具となっててしまう。はじめは家族のため、次に誰かのためになればと発明を続けてきたノーベル。しかしその発明品が人を傷つける武器となったことで、彼は「死の商人」と呼ばれてしまう。「本当の意味で尊敬を得るには、尊敬に値する仕事をしただけでは不十分なのだ」と気づいたノーベルは、世界中の名も無い発明家や芸術家、世界を善きものしようと努力する人がきちんと評価してもらえるように、世界一の賞を創設することを決意する。」続きを読む
投稿日:2023.05.25
aladdina
このレビューはネタバレを含みます
息子のために借りてきたシリーズ。 ノーベルについては小学生くらいのときに何度か読んだことはあったがダイナマイトを発明したことと、ノーベル賞を設立したことくらいしか知らなかった。 知っているようで知らなかったノーベルについて、この本を読んでその間を埋めることができたのでよかった。 困難に満ちた人生で何が彼を支えたのか?と考えた。家族からの愛、家族への愛、というのももちろんあるだろうが、芸術や文学の力というのも大きかったのではないかと思う。科学者は合理を求めそうだが、その科学者そのものを支えるのは実は芸術や文化といったような目に見えないようなものなのかもしれない。ノーベルはイギリスの詩人パーシー・シェリーの詩を愛していて、詩人に憧れたこともあったらしい。人文おろそかにするべからず、と心に刻んだ。 以下、読書メモ ・ノーベルの取った特許の数は350以上 ・新聞で「死の商人」と呼ばれショックを受ける ・幼少期にストックホルムからサンプトペテルブルクへ。(結構近い) 青年期に2年ほど各国に留学し、その後はサンプトペテルブルク、スウェーデン、パリ、イタリア(サンレモ)と移り住む。 ・「千のひらめきより、一つの実現こそが尊いのです」 ・当時で200億円超もの資産をノーベル賞の基金に(ラグナル・ソールマン) ・弟のエミール・ノーベルを爆薬開発中の事故で亡くしてしまい、そのためにも安定した爆薬の開発を誓い、結果ダイナマイトの開発に成功した ・ダイナマイトにはニトログリセリンが使用されている ・ダイナマイトの安定のために珪藻土が用いられた ・複雑な思いを抱えながらも平和の尊さ、科学の力を信じ続けた
投稿日:2022.09.19
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