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アンドリュー ショーン グリア, 上岡 伸雄 / 早川書房 (13件のレビュー)
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coco
作家で同性愛の主人公が、50歳を目前にし、パートナーの結婚を機に”傷心旅行”に出て世界一周。先々で仕事や私生活を振り返る。同性愛、異性愛に関わらず、人を思う気持ちの動き方というのは同じ。だからこそ、物…語としては少々平坦かな、というのが正直なところ。 もっとも、表現のあちこちにこの作者の個性が感じられ、原語で読めばかなり面白いだろうと思わせる作品の一つだ。ピュリッツァー賞受賞作。続きを読む
投稿日:2023.08.04
kurodama
このレビューはネタバレを含みます
ゲイの50歳の小説家レス。別れた彼が結婚するということでパーティに呼ばれるが、どうしても参加したくない。そこで、国内にいないという理由で断って、実際に、ドイツ、イタリア、フランス、モロッコ、インド、京都へと旅をしていく。その旅の過程で、過去の彼氏や男との出会いと別れがあり、中年のおじさんたちの悲哀と輝きをなんとも喜劇的に、滑稽に表現していく。確かに、おじさんって、なんとも面白いし、なんともシュールだ。 実際の海外での出来事は、おそらく実際に行って取材した国とそうでない国で描写が全く異なるために、京都にはきっと行ったんではないかと想像した。物語の最後にたどり着いた京都で、自分を見つめ直し、そしてアメリカに帰っていく。一人旅、でも一人ではない旅、大切な人は離れているからこそ、わかる。当時は、ゲイはエイズになる可能性が高く、50歳を超えて生きるのはレアだったことから、歳をとった最初の同性愛者と自己を評するところからも、本当に色々な人生の中で、幸せを感じていない主人公レスと、そうでもなくてすごく幸せだったんじゃないかというレス。そこが入り混じりながら、愛とはこうも苦しく、でも大切なことなんだと沁みる小説になっている。
投稿日:2022.10.01
ねぶた
自己肯定感の低い、プライド高男の旅物語 自分が思うほど、周りは自分を気にしていない。でも、自分が思うよりずっと自分は愛されている。 ラストの爽やかさが◎
投稿日:2021.07.03
coucou529
ジャケ買いしたら大当たりだった!LGBTQならではの、「どこにも馴染めない感」が主人公の”LESS”という名前に表れているように、随所にLGBTQならではのドライな視点があって、笑えたし自然と共感して一気読み。主人公に親近感がわきすぎて一緒に旅してる気分になって楽しめた。 それに、本当に好きな相手って、条件や見た目とか全てとっぱらって無条件で愛おしい唯一無二の存在だよね、としみじみ。ラストが優しく心に沁みた。
投稿日:2021.05.31
saigehan
ピューリッツァー賞受賞。ほーん。ゲイの作者。なんかなー。後書きに最近賞を取る人っていうのは所謂マイノリティ、移民とか、その人ならではの生い立ちが繁栄された作品ばかりで、こういう普通の感じのコメディっぽ…い作品が受賞するのが驚きだそうな。9年間位同棲してた男性の結婚に呼ばれる。絶対行きたくないので仕事を詰め込み、逃げる。普段引き受けないようなやつで見も心もバタバタする。一応仕事はこなす。主人公の今までの男性遍歴が思い出と共に回想される。これが重いし、なんでかこう、嫌らしい意味でなく、生々しく、疲れる。続きを読む
投稿日:2020.12.26
madocco
文体に慣れるまで、めちゃめちゃ苦労したけど、メキシコ辺りからようやく慣れて、その後はレスと一緒に面白く旅行できた。 自分にもっと英語力があれば、英語で読みたかった。
投稿日:2020.09.14
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