【感想】私の大往生

週刊文春 / 文春新書
(3件のレビュー)

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  • seiyan36

    seiyan36

    これは、中々、重い内容です。
    しかし、いずれはやってくる死を、真面目に考えておく必要があると思うし、今年に入って同級生が相次いで病死するなど、正に、読むならば今しかない、という感じの本。

    この本は、2012年以降、週刊文春に投稿された14名の死に対する考え方が書かれている。
    投稿者は高齢者が多く、死が現実的な方々である。

    投稿者14名は、敬称略で、

    ・内海桂子
    ・中村仁一
    ・渡邉恒雄
    ・外山滋比古(1923~2020)
    ・佐藤愛子
    ・酒井雄哉(哉の字は、正確ではない)
    ・やなせたかし(1919~2013)
    ・小野田寛郎(1922~2014)
    ・金子兜太(1919~2018)
    ・橋田壽賀子(1925~2021)
    ・出口治明
    ・高田明
    ・大林宣彦(1938~2020)
    ・柳田邦男(1936~)

    78頁。
    ---心臓がポンと止まっちゃった。その時、見ていた隣のおばさんが「いてもうた!」って叫んだんだよ(笑)。---

    死は重いものというのは思い込みと言えば、多分そうなのだろう。
    生まれてから、死んでいく、というのは、自然のこと。
    死を重く考えすぎる方は、軽く考えるのも良い。


    ●2020年8月29日、追記。

    内海桂子さんが亡くなったので、彼女の投稿を読み返してみた。

    夫である成田マネージャーとの関係が興味深いですね。
    24歳年下で1999年に入籍したとのこと。
    つまり、内海桂子さんが77歳位で、成田マネージャーが53歳位ですか。
    成田マネージャーは、内海桂子さんに、手紙を300通位出したそうですね。


    ●2020年11月22日、追記。

    外山滋比古さんが、2020年7月30日に96歳で亡くなっている。
    この本に載っているのは、2012年初出なので、外山さんが88歳位の時に書いたものです。

    43頁に次のように書かれている。

    若くて現役のうちは、あまり忙しいのはありがたくない。忙しいのは困ると考えがちです。過労死とか、悪い事ばかり、皆注目します。しかし歳を取れば、暇になって病気をして「無労死」もあり得るわけです。ある時期からは、忙しすぎる方が暇すぎるよりもずっといい。


    ●2022年4月24日、追記。

    橋田壽賀子さんも、亡くなってから1年になる。
    早いものである。
    以下、ウィキペディアより。

    橋田 壽賀子(はしだ すがこ、1925年〈大正14年〉5月10日 - 2021年〈令和3年〉4月4日)は、日本の脚本家、劇作家、タレントである。本名:岩崎 壽賀子(いわさき すがこ)(旧姓:橋田)。位階は従三位。静岡県熱海市名誉市民。
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    投稿日:2020.08.20

  • murahiro9311

    murahiro9311

    「大往生」を広辞苑で引くと、「安らかに死ぬこと。少しの苦しみもない往生」とある。そんな理想的な死のかたちとはどういうものか、人生を達観した十四人に尋ねた。死への恐怖、印象に残った死に方、人生への思い―人生のしまい方を考える糧となる‼️
    理想は「孤独死」と「野垂れ死に」❗️中村仁一(医師)
    主筆室でポックリ死んでいて、秘書に発見される:渡邉恒雄
    寿司をのどに詰まらせて死ぬ、なんていいね:外山滋比古
    覚悟を決めて七転八倒して死にます:佐藤愛子
    自分のすべてを社会に残して、空っぽで死んでいく‼️酒井雄哉(天台宗大阿闍梨)
    みんなを笑わせながら、面白く死にたい(やなせたかし)
    ジャングル生活三十年で死に対して不感症になった 小野田寛郎
    突然倒れて「あら」っていうのがいいね(内海桂子)
    種田山頭火のように酔って“コロリ” 金子兜太(俳人)
    理想は安楽死。後のことは全部決めてある‼️(橋田壽賀子)
    織田信長の死に方には、痺れました(出口治明)
    七十五歳までに語学留学。百十七歳まで生きる(高田明)
    余命半年の宣告を受けて、映画を撮る資格がもらえたと思った 大林宣彦(映画監督)
    人生の最終章を生きるための「十の心得」‼️(柳田邦男)
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    投稿日:2019.11.17

  • 文藝春秋公式

    文藝春秋公式

    【佐藤愛子、渡邉恒雄、小野田寛郎……】安らかに、苦しみもない往生。そんな理想的な死はどうすれば迎えることができるのだろうか。人生を達観した先達たち十四人に尋ねた。

    投稿日:2019.08.09

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