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似鳥鶏 / 光文社文庫 (12件のレビュー)
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tikuo
家賃が払えなくなり、大学の伝説の富穰寮に引っ越すことになった小磯。そこには池のフナを捕まえ、いつまでも卵を生むニワトリなどと、家庭農園や雑草を食べて自活する、日中ベナンの謎の学生たちと、母子家庭が住ん…でいた。部屋の中に生えるエメラルドグリーンのキノコと消毒用アルコールの酒を飲んでつぶれた小磯は、夜中に天井に張り付く血まみれの幽霊「依子さん」を見る。依子さんは特に害がないが、寮の関係者にのみ見えるように思えるが…。 この作家好きだわ。作中でも触れられているが、筒井康隆の影響を多大に受け、本作ではネタとして脚注でワルノリするなど、やりたい放題である。依子さん以外の話もメチャクチャなので、一体どこに焦点を当てるんだろうと不安になるが、中盤でテーマが絞られていく。 幽霊という超常現象を、幽霊のままにせず、メカニズムを突き詰めていく(途中はデタラメ)ことで、きちんとストーリーに落とし込んでいる。 終盤は前に読んだ作品でもそうだったような記憶があるが、グチャグチャがグチャグチャのまま描かれていくので、何が何やらになっていくので、そこで☆一個減点。さて、事件は解決するんでしょうか?続きを読む
投稿日:2023.09.23
まく
かわいい表紙にだまされました 結構怖かったです 読み終えてから改めて表紙を見ると全要素が入っていて驚きました
投稿日:2022.02.17
れもん
このレビューはネタバレを含みます
まず100ページまでの段階で、何度もやめようと思った。鍋とか気持ち悪いし。 ただ、一瞬、もしかしたら、いい話?と思った。富穣寮の人々の話…とか。 依子さんの感染?の話の中で知識欲がそそられるところもあったし、コロナのこととも通じるところもあったけれど、最後はもう流し読み。 漫画とかだったら、面白いのかも。
投稿日:2021.02.20
花嵐
前情報ほぼなしで読み始めたので最初は「あらすじがちょっと変だけど最終的には推理小説になるのかな?」と思っていたが残念ながら推理する部分はあるものの一般的な推理小説にはならなかった。けれども内容はとても…面白く普段ミステリばかり読んでいるので目新しく映ったというのもあるだろうが、それを差し引いても普通以上に面白い作品だと思う。全編にわたって散りばめられているギャグもいつもの似鳥さんよりキレッキレでいつも以上に笑わせてもらった。続きを読む
投稿日:2020.11.13
pilotfishandth
世界規模の幻覚スペクタクル。貧乏学生寮がもろこんなかんじだったなと懐かしくなった(話の流れで実名も出てくる)。
投稿日:2020.06.07
mui-mui
貧乏学生が得体のしれない寮に引っ越すところから始まりますが、ホラーと言っていいのか、コメディと言っていいのか、SFと言っていいのか、パニック小説と言っていいのか、なかなかごった煮な小説でした。前半はな…んかいろいろ変なものが出る寮の話ですが、ヨリコさんが暴走し始める中盤以降はパニックムービーの様相を呈してきて、加速度的に面白くなりました。 表紙絵のヨリコさんはコメディタッチですが、本編ではかなりリアルなホラーで描かれています。続きを読む
投稿日:2020.06.03
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