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古市憲寿 / 新潮社 (61件のレビュー)
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総合評価:
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いのえり
テレビでのコメントは人を逆撫でしたいのか、ただ天然なのかどちらなんだろう?そんな人はどんな文章を書くんだろう?そう思って手に取った本。 最初読み進めるうちは、主人公から自分の人生はこんなはずじゃなかっ…たと、滲み出る暗さと投げやりにも似た諦めを感じたけど、途中からはそれらを抱えつつも心に変化が見られる様子。最後は少しだけ前向きに歩み出す様子。人間すぐには変わらないけど一歩ずつ、というか、むしろ大人になり隠れてしまっていた素にもつ人間性が少しずつ少しずつほぐれて、また見えてきた、という感じかな。 人間てこんな感じだよね、となんだか共感と安心感を覚えた本でした。続きを読む
投稿日:2023.10.23
みに
おばあちゃんはどこにいったんだろう 急に会えなくなるなんて寂しいですね 難しい感想は書けませんが、好きな小説でした!
投稿日:2022.11.12
uratama12
図書館で借りて読んだ。 テレビでのコメンテーターとして見せる著者の雰囲気とは違い、作風は優しい。不可解な話ではあるが、登場人物への愛情が感じられる。ラスト2ページが好き。そこに著者の思いが凝縮してい…ると感じた。続きを読む
投稿日:2022.10.29
さあや
主人公の職業が高層ビルの窓掃除。 今まで見ていなかったり 見えていなかった人たちの話。 人との出会いも一生も儚いものだと感じた。
投稿日:2022.07.11
ゆゆこ
このレビューはネタバレを含みます
私の独断と偏見の考察 ・老婆と翔太は、時代は違えど同じような境遇である(死者の声が聞こえる、島の話を知っている、漠然とした思考で生きている) ・物語のキーワード"格差"は老婆と翔太のこと。同じような境遇で同じように悩んでいる(だから引かれあい需要と供給を満たしていたのでは)のに、高価なタワーマンションに住む老婆と一般的な家の翔太、という格差。 タワーマンションという高さも高くて価格も高い老婆、高所という高いところで作業する翔太。同じ高さに居るのにここにも格差が生じている。
投稿日:2022.07.01
taiaka45
翔太は就職試験にことごとく失敗し、死んでもいい、と思った時に、ビルの窓拭き清掃の仕事に出会い、深い考えもなく、仕事に就く。 窓拭き作業中に、タワーマンションに暮らす一人暮らしの老女と出会い、そこから不…思議な交流が始まる。 格差社会での身分の違う人たちの出会い、交流は日常的にはあまり見られないだろう。 住む世界の違いからの暮らし方、ものの捉え方の違いがある一方、心の中のどこかで、通じ合う部分もある。 表現するのが難しいが、現実味もみせながらも、幻想的、空想的な、もやがかかったようなくすんだ色味のある、不思議な話だった。 なぜ、老女は姿を消したのか。なぜ、交流をもちながらも二人ともお互いの名前を明かさなかったのか。 最後に一気に現実に引き戻された翔太の行く末も気になる。続きを読む
投稿日:2022.06.09
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