【感想】ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 無料お試し版

ブレイディみかこ / 新潮社
(1302件のレビュー)

総合評価:

平均 4.4
614
446
125
15
6

ブクログレビュー

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  • TAKU

    TAKU

    とてもいい本だった。

    多様性は良いこと。ってよく聞くけどその実、多様性が物事をややこしくしている現実の一面を知ることが出来た。
    多様性は楽では無いけど、楽をしてると無知になるから。無知を減らす事は良い事だと思う。
    と言う発言は胸に刺さった。
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    投稿日:2024.05.11

  • 紫丁香花

    紫丁香花

    まず、わたしは純日本人で日本語しか話せない
    そして海外に行ったことも数える程しかないし、アジア圏から出たのなんて1回だけだ
    日本という国から出る時、もちろんワクワクした気持ちの方が大きいが不安な気持ちもたくさんあった
    日本語が使えないから、というのが1番であとは見た目が大きく変わるからだろう
    純日本人みたいな顔しているわたしは人目で東洋人とわかる
    見た目も全然違う人と仲良くなろうと思ったら、共通言語ってやっぱり大事だなって海外に行った時に思った
    今は携帯電話で翻訳してくれたり簡単だけど、なかなか伝えたいことを伝え切るのは難しい

    ブレイディさんの息子さんもそうだけど、ハーフやクォーターの人って(ハーフは良くない言葉かもだけどこれしか思いつかない...)自分がそうだと理解したらやっぱり色々考えるんだろうな

    文化も言語も社会のあり方も全然違う国の話はブレイディさんの文才もあり、とっても読みやすくて面白かった!
    色々考えさせられたけど、やっぱりわたしは日本に住む純日本人だからどうも考えが及ばない気がする
    でも、アジア圏から出た時に東洋人とは、日本人とは何かみたいな大それた問題提起をする必要も無いんじゃないかと思う
    うーん難しいけど、他国の留学生とたくさん関わる機会があったからわたし自身は偏見は全然ないLGBTQの問題だけは実際出会った身近にことが無くて実の所、自分でもよく分からないけど...特に大きく偏見を持ったりはしていないはず...分からないけれど
    なんなら自分のこともよく分からないからなんとも言えない

    自分のことでさえよく分からないのに、ほかの問題を考えるまで及ばないというのが本音かもしれない

    自分が、もしくは身近な人が、こういう多方面の問題に直面してしまった時に考えていきたい
    考えて、生きたいと思う
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    投稿日:2024.04.30

  • ある

    ある

    英国元底辺中学校で,差別・貧困・いじめに直面し毎日を乗越えていく少年の成長記。エンパシーとは誰かの靴を履いてみる事。他人の立場に立ち,無意識の偏見をなくしたい。多様性について考える本。

    投稿日:2024.04.27

  •  arata

    arata

    英国に住む日本出身の著者が、息子の中学生生活を見守りつつ、彼が直面する人種や貧困問題について考える。ユーモアのある語り口でエッセイとして普通に楽しめるし、英国の労働者階級とミドル階級の軋轢などのリアルがわかります。
    日本ばかりが「オワッテル」でなく、ほかの国ではその国なりの問題があるんだな...としみじみ考えました。

    著者は保育士としても働いていたので、英国の幼児教育などについても触れており、「感情と表情をリンクさせる」訓練などを通してコミュニケーション面での発育にも注力しているとのこと。

    差別発言をする息子の友人について著者が「無知なんだよ」というのに対し「それってバカなの?」と聞く息子に、
    「頭が悪いことと、無知は違う。知らないことは、知る時がくればその人は無知ではなくなる」
    こういうことをその場でスパンと言ってくれるお母ちゃんっていいね。息子も悩みながらも良く育ってるしね。

    メモ
    ・「だれだってアイデンティティが一つなんてことはないはず」相手の上に立つどれか一つを身にまとうことで分断がうまれるのかもしれない。
    ・FGMの文化を持つ国から来た転校生を受け入れる際、そういった悪しき文化の被害に合わない「予防」として関連授業を全生徒に受けさせる。あえて「波風を立たせる」教育をするという。考えさせられる。
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    投稿日:2024.04.15

  • naomi

    naomi

    筆者とその中学生の息子の、周りに対する愛や思いやりに溢れていてとても心温まるエッセイだった。
    アイデンティティ形成中の思春期、こんなふうに社会に対する思いや、学校での問題について親子で話し合える関係は素晴らしいと思った。
    また、身を削りながらも生徒たちをなんとか助けようとしている公立校の先生や、雪の降る日にホームレスに避難所と支援物資を提供する住民のエピソードは、緊縮財政というもっともらしい言葉の裏側で、どんな皺寄せを人々に強いているかと、それをなんとかして緩和させたいと踏ん張っている人たちの努力を鮮やかに描いている。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.14

  • しゅん

    しゅん

    ノンフィクションのエッセイで、イギリスの人種差別や貧困や様々な問題がリアルに描かれています。
    日本で普通に生活していたら知る事はなかっただろうし非常に勉強になりました。
    かといってそんなに重くならず、凄く読みやすかったです。続きを読む

    投稿日:2024.04.14

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