【感想】目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】

中野剛志 / ワニの本
(93件のレビュー)

総合評価:

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ブクログレビュー

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  • ひーちゃん

    ひーちゃん

    目からウロコが5、6枚落ちる感じ。現代貨幣理論入門の決定版。

    銀行は家計から集めた資産を元手にせずお金を貸す。

    政府の支出拡大は赤字に制限されない。ただしインフレの度合いを考慮する。

    デフレ下ではむしろ競争や生産を抑制し、大きな政府志向の政策が有効、緊縮財政は有害。続きを読む

    投稿日:2024.04.19

  • yokkie

    yokkie

    以前、spotifyにある「a scope 資本主義の未来編」という音声配信で、武井浩三さんが語っていた貨幣の話と似ていたのと、NHK学びのきほんシリーズ「大人のためのお金学」やコテンラジオの構造主義の話など様々なところで、お金は信用が起源と言っていたので、比較的内容は理解できました。それを現代貨幣理論(MMT)と言うことは知らなかったです。

    仮に今やってることがうまくいっていなくて、新しい説が出たとして、国全体でその新しい説にトライするのは相当勇気のいる決断になるんだろうなって思いました。ましてや真逆の施策であり、公共事業ガンガンやっていくとなると、少し怖さも感じます。できれば、有益な公共投資だけにしてもらいたい。

    個人的に現代貨幣理論を実行する難しさは財源なるものがないと言うことな気がしました。
    財源がないなら何を基準に投資をすればいいのか。財源があれば上限があるので、施策の比較をして決めていけるけど、上限がないと本当に必要なのか、という問いを真剣に考えなければ判断できない。いやいや、財源あってもちゃんと考えろよ、って感じですが、表面上はどんな事柄も良くも悪くもできるので、納得できる判断がかなり難しくなるなって気がしました。逆に、本当に必要なのか、を議論していくいい機会になるのかもしれません。そういう練習をしていってもいいかもですね

    あと個人的に経済論争のディスり合いはやっぱり好きになれません。真逆のやってはいけない施策を実行して、国が疲弊してると思うと名指しで批判したくなるのかな。もうちょっといい批判の仕方ないのかな。ちゃんとアウフヘーベンする姿勢で臨みたい

    ただ、批判の中にあった今の経済学派の人が間違いを認めないのも好きじゃない。
    先日テレビで、市の市議会に潜入して、居眠りや趣味の本などを読んでる議員を発見して、その議員に何をしていたのかをインタビューをする番組があり、市議会議員の人が絶対に非を認めず、瞑想だとかやってないとか、そんなルールはないとか言っていたのは、そんとにアホらしい。
    こんな人とアウフヘーベンできるのかが疑問であるけど、人ではなく行為に批判的になり、その人全体がダメなのではなく、その人の良い面に目を向ける努力を個人的にはやりたい。議会がつまらないのが問題なんだと思う。人の力を発揮できる環境を作りたい。だから、ちゃんと僕には難しいんだよ、と正直に言ってもらいたい。こういうのを言えるかどうかも環境なのかな

    自分のことを理解できるのは自分だけではできない。他者とその環境が必要だ!
    続きを読む

    投稿日:2024.04.06

  • あいうえお

    あいうえお

    最近流行りの財務真理教というのは、経産省と財務省の暗闘と解釈することも出来る。確かに筆者は経産官僚だが、それを割り引いて読めば良いだろう。
    奇跡を起こすため、日本の全国民に読んでもらいたい本。

    投稿日:2024.03.06

  • 白田

    白田

    現在の経済学者に対しての批判が多いけど、経済の仕組みについてわかりやすく書いてあった!税の仕組みとか特に面白く読めた!何事も鵜呑みにするのではなく、こういう批判も理解してから考えないとな〜と思いました続きを読む

    投稿日:2023.12.26

  • よっしい

    よっしい

    定説とされてきた経済理論や考え方、政治家や経済学者などを鮮やかな理論でバッタバッタと斬り捨てる所はまさに痛快。
    一方で、現代貨幣理論(MMT)の確からしさを読みながら感じつつも、現実にはまだ主流とはなっていないのも事実。経済の地動説だ、との話もあるように、一旦世の中に定着してしまった理論を覆すのは、きっとその理論に深く浸かっている人ほど難しいのだな、と感じた。
    なんでも鵜呑みにせず、根本の視点から変えて考えて見ることの大切さをあらためて学べた。
    自分自身、一読しただけではまだ完全に理解できていないので、アタマを整理しながら再読したい。
    続きとなる戦略編にも期待。
    続きを読む

    投稿日:2023.12.06

  • itomona

    itomona

    その主張や文体からして、いわゆる「逆張り」の議論のようにも見えるが、本書の内容に目を向ければ、理路整然としており、かつ、ここ何十年かの日本経済の動向についての自らの肌感覚に照らしても、なるほどと思わせられる。著者の議論にも何か穴があるのかもしれないが、とりあえず「戦略編」を読んでみようと思う。財政健全化や自由貿易を絶対的な善とする考え方を疑ってみることが必要だと思う。続きを読む

    投稿日:2023.07.27

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