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木原音瀬, 梨とりこ / ビーボーイノベルズ (9件のレビュー)
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花奴
このレビューはネタバレを含みます
暗くて辛くてしんどくて眉をひそめながらも先を読まずにはいられなくて一気読み。ある意味ハッピーエンドなんだろうけど、読後感はどんよりと重い。「箱の中」もたいがい暗くて悲惨だと思ってたけどこっちの方がさらに暗かった。でもどちらも最後まで引っ張られるように読まずにはいられないから、またこの作家の本を探して読むんだろうな。
投稿日:2021.07.04
sally3
ヤクザ社会の中のBLのお話。組長が若頭を好きになる。組長の惣一は、若頭の嘉藤ひとすじで、愛と性があれば何もいらない状態なのは映画「ベティ・ブルー」に通じるものがあった。男同士というせつなさが伝わってき…た。 星を減らしたのは性的描写が具体的すぎて多すぎるところです。そういう描写に嫌悪感はないのですが、純粋にお話を楽しみたいときに長すぎて不要でした。続きを読む
投稿日:2020.10.25
月男
上下巻一気読み。 手放しでよかったね、とは言えません。 でも、どれだけこころもからだも変貌してしまったとしても、「愛する人のそばにいられる」ただその一点だけで惣一にとっては幸せな結末、なのでしょうね・・・。 痛すぎて二度と読み返すことはできません。予測できない展開続きで衝撃だったししんどかったし、愛が重すぎて、怖かった。それでも、上巻の感想にも書いたけれど、ひと握りも共感できないのに、次の展開が気になって読み進めずにはいられない、とんでもないパワーに溢れた作品でした。
投稿日:2020.10.15
ケイコ
悩んで星2。 ある意味ハッピーなんかな。いや、そうではないのかな、とか。 惣一的にはこれがベストなのかもしれないけど、 でもーでもーと言いたくなる。 落とし所はここしかなかったのかな、だけど、 痛々し…くて。 あと、読み進めるのに時間がかかりすぎたのは 展開にクラクラしすぎたから。 続きを読む
投稿日:2020.09.20
いつき
上下巻一気読み。 「月に笑う」と同じテンションで読むとびっくりするかもしれません、、同作者様でいえば、コールドシリーズあたりと似たテイストです。 なんというか…もう、なんというか…質量がすごい。悲惨、…残酷、究極の愛…どれも合っていてどれもしっくり来ない。 イージーでハッピーなBLが世に溢れる中(それはそれで好きだけど)、ひとつの恋を叶えるために、こんなにならなきゃいけないの?と、悲しくてつらくて、ぐるぐる考えてしまうけれど、この2人にとってはこの形しか無い。噛み砕いたあと、圧倒的な悲しみと共に、はじめてこの結末を受け入れたというか、理解できた気がします。 たぶん、ハッピーエンドなんでしょう。そう思うのに、思いきり感情移入してしまっているせいで、何とも言えないドスンとしたものが胸から離れません。 面白いというか、すごい。すごい作品。 また木原先生の作品に思いきり殴られた、、笑 きっとこの傷はしばらく治らないと思うのです。続きを読む
投稿日:2020.01.14
柚子胡椒
はぁ…読み終わってしまった… この本は最高です。 ヤクザ、任侠物を読みつつBLも読めて痛い描写も読める。 私得でしかなかった…。 沢山の組もでてくるし大小様々な面倒事や事件もあって 下巻は特にほぼハラハラで進むのでページを捲る手が止まりません。 そんなことになるなんて、、、と胸は痛んだけど、一筋縄ではいかないよな、木原さんの本だもんなと何度も思い結末を見た時には、なんとも言葉にはできない気持ちになりました。(いい意味で! 悲しいやら切ないやら、でも良かった…とも思ったり本当に沢山の気持ちが綯交ぜになるけど、確実にあの2人には愛があるんだろな。 それでいいか、2人がどこかで暮らせていることを願おう…と感傷的になってます! 読む人を選ぶけど私には最高の本でした。
投稿日:2019.09.26
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