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内田弘樹, 河内和泉 / 電撃コミックスEX (1件のレビュー)
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ジェロニモ
このレビューはネタバレを含みます
タイトルで惑わされて購入。レシピ本だと思ったら4コマ漫画でした。革命的レシピ本かと思いきや、紹介されている飯がアレすぎて飯テロにならない。深夜でも読めそう。 いきなり、『死んだおばあちゃん』というレシピが出てくる。ブラッドソーセージという、家畜の血を混ぜたソーセージを野菜と炒め、ザワークラフトを添えたら完成。アカって血のことなんですね。 透明コーラおもしれ!ジューコフがアイゼンハワーに貰ったコーラが美味すぎたけど、黒い液体を飲んでいたら何言われるかわからん。ということで、ジューコフ将軍は、透明にしてウォッカとか水に見えるようにとコカ・コーラ社に依頼したらしい。という話だがデマ説も強いそうな。残念。 でも、コカ・コーラはあまりにも資本主義の香りが強い。それで、ペプシが50年代から大規模な売り込みを行い、70年代には大々的に売られていたそうだ! 歴史こぼれ話おもしれー! ロシアンティーというが、紅茶はグルジア(この本を読んでいるときはこの呼称を使うべきだろう)とかアゼルバイジャンの生産品で、冷戦崩壊後はロシアは紅茶輸入大国らしい! へーーへー!! 77年、ブラジルでのコーヒー凶作で東ドイツのコーヒーが減り、代用コーヒーが増加。これが不味すぎてベトナムに投資してコーヒーを作らせる。それでベトナムコーヒーは有名に! 紹介されているレシピは以下の通り! 『死んだおばあちゃん』『ミルクヌードル』『神々の食物』『ソリャンカ(ゾルヤンカ)』『透明コーラ(?)』『クワス』『ショルフハイデ風イノシシのロースト』『毛皮のコートを着たニシン』『コトレタ』『子豚の丸焼き』『アリョンカ』『親衛隊』『北の熊さん』『ベルリン風ブンチャー』 続編が気になる面白さ! 社会主義をご飯の観点から見るのは新しいね。
投稿日:2021.06.10
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