【感想】ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)

窪美澄 / 新潮文庫
(630件のレビュー)

総合評価:

平均 3.8
137
233
159
35
11

ブクログレビュー

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  • たかはし

    たかはし

    なんだろう
    消化不良だった
    生きづらさを抱えてるにも関わらず、形は違えど前に進むところに感情移入できなかった
    でも少し先にまた読み直したい

    投稿日:2024.04.27

  • ちぇりー

    ちぇりー

    人間の多面性が垣間見えて
    みんなぐちゃぐちゃで苦しいけど
    人ってそういうもんだよなぁ、と。

    誰しも「やっかいなもの」を抱えて生きているし、
    ふがいない。けど、それが愛おしい。

    投稿日:2024.04.20

  • suu

    suu

    生まれながらにどうしようもないバックグラウンドを抱えてしまった彼ら
    あまりのやるせなさに胸ぐらを掴まれたような感覚になりながら読む箇所がいくつかあった。

    やはり、これから生まれてくる子どもには、誰でもに望まれながら祝福されながら生まれてきて欲しいな、なんてことを考えた。

    しかし、どんな人間でも、そこにその人だけのバックグラウンドがあり、その人の思考があり、
    それだけでその人は尊く愛おしいのだ。
    状況に抗おうとするのではなく、受け入れつつそこでもがく彼らをみて、そう思わされた。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.17

  • shige0614

    shige0614

    はじめは、何だこりゃエロ小説か、、みたいな感じで始まったけど、それそれの人の深いところまで踏み込んでいくすごい小説だった。
    よくある連作ではあるけど、文体やリズムも書き分けて、それぞれが読みやすい。最後の章は感動した。
    この作家さんは初めて読むけど、この作家さんを発見できて良かった。久しぶりに読み応えのある小説でした。
    続きを読む

    投稿日:2024.04.04

  • 甘いパンよりしょっぱいパン

    甘いパンよりしょっぱいパン

    このレビューはネタバレを含みます

    斉藤卓巳
    放課後に『むらまさ』のコスプレをしてあんずが書いた台本どおりにセリフをしゃべり、セックスする。友達に無理矢理連れて行かれたコミケであんずにナンパされた。あんずとのセックスに夢中になる。

    岡本里美
    あんず。何かのアニメのコスプレをして、『むらまさ』のコスプレをした卓巳とセックスをする。人妻。夫婦共に自然に妊娠しにくい体で不妊治療を受ける。中学も高校も女子校で、いじめららながら過ごしてきた。大学で初めてセックスをし、声をかけてくれた男の子全員とセックスをした。コスプレ衣装を作るようになる。

    卓巳の母
    助産師。家で助産院をしている。若い恋人ができたとあって出ていった夫とたまに会っている。

    福田良太
    卓巳の同級生。夏休みに市民プールで卓巳と監視員のバイトをする。認知症の祖母と団地で二人暮らし。父はくびをつった。母親は離れて暮らしている。新聞配達、コンビニバイトを掛け持ちしている。

    松永七菜
    卓巳の同級生。D組。卓巳が高校に入った時から好きな女。期末試験あとに卓巳に告白して付き合う。将来は助産師になりたいと言っている。
    純子の友達。

    木村
    お料理ブログランキングで常に十位以内にランクインている。

    岡本慶一郎
    里美の夫。製薬会社でMRと呼ばれる営業の仕事をしている。大学のとき少しだけ演劇サークルにいて、衣装を自分たちで作っていたためミシンも裁縫もひととおりできる。

    岡本マチコ
    慶一郎の母。里美に早く子供を作れとプレッシャーをかける。

    くるみ
    コミケで知り合った友達。

    あくつ
    松永の友達。アニメオタクの姉からネットのコスプレ掲示板で話題になっている卓巳の写真を松永に見せる。良太のバイト仲間。同じ団地に住んでいる。

    松永優介
    七菜の兄。勉強ができる。フリーセックスの宗教団体の施設に行っていた。

    日向
    優介の同級生。

    田岡良文
    良太のバイトの先輩。二十代後半。過去は塾の先生をしていた。でかい病院の息子で高級マンションで暮らしている。

    みっちゃん
    助産院で働いている。お産の介助だけではなく、入院中の産婦さんたちの食事づくりを担当している。

    リウ
    駅前の古ぼけたビルの漢方薬局の先生。

    野村千栄
    卓巳の担任。家庭訪問に来たのに、妊娠を見破った。


    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.03.25

  • fastrocktail

    fastrocktail

    窪美澄の2冊目。これが2009年デビュー作だった。現在を切り取りながらこの人もいるよなと思わせる見事な人物描写。その中でも私には助産師の母親の現場に立ち続ける姿が心を打った。まさに今ここを生きていこうとする人が立ち上がっている。今後も読み続けたい作家に出会った気がする。続きを読む

    投稿日:2024.03.06

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