【感想】文豪ストレイドッグス外伝 綾辻行人VS.京極夏彦

朝霧カフカ / 角川文庫
(13件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
2
7
1
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ブクログレビュー

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  • うたやま

    うたやま

    ストレイドックスを知らなくても、綾辻行人や京極夏彦を知らなくても、しっかり1冊の長編ミステリとして成立し、読み応えも十分。そしてそれらを知っていれば思わずニヤリとさせられるシーンも決してくどくなく、適度に散りばめられているのが心地よいです。
    良くも悪くも(良い≫悪い)、シンプルで読みやすい作品です。本を読み慣れない方、ミステリ初心者の方には★5で良いかと。★−1は人物や背景描写が人によっては物足りないと思われる点です。舞台はアニメストレイドックスで描出されており、主人公である綾辻行人と京極夏彦は彼らの描く小説のイメージそのものです。それらのイメージを大切にするために敢えて描出を控えめにしているのか、漫画家である作者が文章による描写に慣れていないからなのか分かりませんが、彼らの作品を知らない人にとってはイメージを掴みにくいと思います。
    以下初心者の方におすすめの理由を挙げますが、その性質上ネタバレを含みます。












    以下ネタバレ注意
    綾辻行人氏、京極夏彦氏とも猟奇的な描写を厭わない作家さんす。この作品はある意味彼らをオマージュしているので、当然そういったシーンも出てきますが、最小限ですので苦手な方でも大丈夫かと思います。
    また結末についても同様です。両氏とも後味の良くない作品も多いですが、この作品はハッピーエンドを予感させる流れで進んでいき、その期待を裏切りません。トリックそのものを見破るのは困難ですが、大まかな話の流れは、ミステリ慣れした多くの読者が予想できるものかと思います。だから詰まらないという訳ではなく「こうなったら良いな」という方向に話が進んでいく安心感と「でもどうやってここから巻き返せるの!?」というドキドキ感を満喫できます。
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    投稿日:2024.02.14

  • 秘 密

    秘 密

    毎回毎回騙されて大どんでん返しをくらいまくってしまった…綾辻先生と辻村深月のかけあいが面白かった。(2023.8.)

    投稿日:2024.02.12

  • ひまわりめろん

    ひまわりめろん

    『文豪ストレイドッグス』でごさるよ!にんにん

    いや、面白いやないかーい

    はい、先日読んだ綾辻行人さんの『深泥丘奇談』で京極堂をパロってる文章があって、お二人仲いいんだなぁ…って思い、なんとなく「綾辻行人」「京極夏彦」でWEB検索したらコヤツがトップに出てきました!

    驚きましたよそりゃ

    えええ!こんなん出版していいの?しかもわいの大好きな辻村深月さんも出てるし
    もちろんご本人たちの許可は出てるでしょうが、辻村深月さんに至ってはまさかの立候補w
    京極さんは自らキャラ設定(悪役のおじいちゃん)と異能名を考える熱の入れようw

    そう異能です
    漫画ですやんと思ったら、もともと漫画なんですね
    うっすらと噂には聞いてたんですが、今回ちょっと調べてみました
    この先漫画とかに進むつもりは全くおきませんでしたけどね

    んでも面白かったですよ
    ミステリーとしてはだいぶ荒いんで、そう思って読んじゃダメです
    つか異能を前提にしてる時点で謎解き目的で読む人いないか

    ただなにしろこの設定をひねり出した時点で大勝利確定ですよ

    綾辻行人:〈異能名〉Another〈能力〉自分の推理によって判明した殺人事件の犯人を事故死させる

    京極夏彦:〈異能名〉憑き物落とし〈能力〉上から憑き物を落として相手に憑依させる

    辻村深月:〈異能名〉影の仔〈能力〉???

    そしてそして辻村深月さんには最終盤に明かされる辻村深月ファンなら思わずニヤリとしてしまう、ニヤリとしまくってしまう裏設定もあり芸が細かい!

    ひゃー、そんでもってこの一冊って実は京極夏彦さんの夢が叶った一冊なんじゃないかな〜って思ったりもしました
    いや京極夏彦さんあんま詳しくないんで全くの妄想だけどw

    きっと「妖怪になりたい!」って普段から思ってそうだもん
    そうなんです『文豪ストレイドッグス外伝』は京極夏彦さんが妖怪になる物語です
    ネタバレごめんなさい!
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    投稿日:2023.11.28

  • うさぎ

    うさぎ

    お噂はかねがね…という作品でしたが、アニメも漫画も全く手付かず。どんなもんかと開きました。
    最初は正直、舐めてました。異能なんて設定、もうラノベじゃないかと。いやでも侮るなかれ!めちゃくちゃおもしろかったです!!!ちゃんと推理小説になってましたし、よくよく考えられた展開で最後はもう睡眠時間削って読みました!
    とにかく、出てくるキャラが実在の作家さんたちってのが良い。これ怒られないのかな…と思ってあとがき読んだら、なんと京極先生と辻村先生は自ら立候補したとのこと。
    いきなり外伝から読みましたが楽しめました☆
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    投稿日:2023.10.01

  • mayoko

    mayoko

    文ストは古今東西の作家たちを特殊能力を持つキャラクターとして展開する異能バトルマンガ。基本的に著作権の切れている作家が対象だが、これは現存の人気推理作家がキャラクターになっているという豪華スピンオフ。殺人探偵綾辻行人と妖術師京極夏彦の対決にエージェント辻村深月が振り回されるというとんでもない豪華さw
    偶然見かけたPVが声も含め良い感じだったので読んでみた。ちなみに本編のキャラたちはほとんど出てこない。
    ミステリーとしてもちゃんと成立していて、謎解きもそうきたか!と思わせるトリックがあって面白かった。
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    投稿日:2023.07.10

  • こつめかわうしょ

    こつめかわうしょ

    文豪ストレイドッグスはアニメから大好きになりました。
    今回は外伝ということもあり、超有名作家3人のお話です。
    外伝なので既存のキャラクターとか出てこないのかなぁと思いきや!!
    坂口安吾!中原中也!(異能の紹介だけだったけどほんのり太宰や檸檬爆弾・・・)などが出てきます☆なのでアニメファンも楽しめるかと!
    京極夏彦さんは母がめっちゃ好きな作家さんで今度会ったときに作品の話聞いてみようかな!と思いまいした。
    個人的にはとても楽しめる作品でした!!!!
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    投稿日:2023.05.16

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