【感想】紺碧の果てを見よ(新潮文庫)

須賀しのぶ / 新潮文庫
(25件のレビュー)

総合評価:

平均 4.6
14
5
2
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ブクログレビュー

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  • yu-cnz

    yu-cnz

    第二次大戦中、海軍に従事した鷹志

    父母、妹、仲間、妻
    登場人物みな興味深く書かれている

    自分の芯となるものがあれば、
    幾多の困難な場面においても
    迷わず判断できる指針となる

    誰のために生きるのか
    続きを読む

    投稿日:2024.03.17

  • びん

    びん

    女性が描く戦争小説なので、軍人を兄に持つ 雪子の視点で戦争の悲惨さが描かれるものと思って読み始めたけれど、鷹志と雪子の兄弟愛を軸に鷹志と兵学校同期たちの成長に合わせて太平洋戦争が語られる結構骨太な物語だった。戦争を背景に書かれているけれど、時代を現代にしても読み応えのあるストーリーだと思う。須賀さんの本は初めてだったけれど他の本も手にしてみたい。続きを読む

    投稿日:2023.04.29

  • Ghost Rider

    Ghost Rider

    外れ無しの須賀しのぶ

    浦賀の少年、鷹志は海軍兵学校に進み海軍士官の道をめざす。

    妹の雪子は兄と別れ、自分の夢を貫きいばらの道を歩む。
    そして、日支事変、太平洋戦争と時代は進み鷹志、兵学校の同期たち、雪子も戦争に翻弄される。

    兄を思う妹、青春を戦争にささげた若者たち。

    題名「紺碧の果てを見よ」、私も見てみたい。

    最後は落涙
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    投稿日:2023.02.01

  • takahiro

    takahiro

    良い話だったとは思うがなんか薄っぺらな印象。しかし、本の感想からは離れるが、戦前の日本にはバカしかいなかったのだろうか?国民を虫ケラの様に扱う天皇以下の腹黒い国の指導部と、疑うことなくそれに従い殺し合いを美化するおめでたい勘違い集団。それが日本だったのかと情けなくなる。決して愛国心などではなく、単なるカルト宗教の教祖とその取り巻き一派と信者。そして、その指導部の生き残りから続く子孫が支配する現在のこの国。長年利権にしがみつく与党は保守の化けの皮を被った反日売国奴集団。自立できない国民は他人事人任せ。結局、戦後も更にレベルが下がっただけなのかも知れない。続きを読む

    投稿日:2022.09.03

  • みたらしだんご

    みたらしだんご

    須賀様に脱帽

    この作品を書くために作者はどれほどの調べ物をしたのだろう…。わかりやすく、かつ正確に描かれる海軍士官と妹の物語。
    こういった戦争作品はどうしても重く、取っ付き難いと感じてしまいがち。でも、読み終わってみると、なんでもっとはやく読まなかったんだろう、と、、。

    各章の冒頭にある雪子の手紙を最後に読み返した。すごすぎてため息…
    「兄さん」と「鷹志さん」という呼び方、文章からわかる雪子の成長や精神状態、、
    とにかく読んでください。
    続きを読む

    投稿日:2022.05.31

  • まり

    まり

    主人公が海軍の兵学校や軍隊での鉄拳制裁も肯定的に受け止め、国の為に我が身を捧げようと真摯に戦争に向かって行く様が、そのままの目線で描かれていて違和感を覚えた。その時代の渦中にいると、それが当たり前の感覚になるのかと思うと恐ろしい。
    どこかで別の展開があるのかと思い、最後まで読んだけど、共感できるところがほとんどなかった。
    続きを読む

    投稿日:2022.05.15

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