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笹本稜平 / 双葉文庫 (2件のレビュー)
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honno-遊民
このシリーズも、第5弾となればマンネリのそしりを免れない。 他のレビューでも指摘されているが、特に宮野のウザったさには閉口してしまう。著者も書中で、元やくざでイタリアンレストランのオーナー福富に、「あ…いつの場合は益体もない無駄話が八割だから正直疲れるだけなんだが」と、言わしめているくらい。 鷺沼や井上、彼らの上司三好、さらに井上の恋人で所轄刑事の山中彩香たちは、それぞれいい味を出しているので、彼らだけで次の事件を当たらしてもいいのではないか。 そうすると、越境捜査ではなくなってしまうか。なら、いっそ新シリーズを(笑)。続きを読む
投稿日:2019.10.12
Daisuke Yamaguchi
『偽装 越境捜査』/笹本稜平 シリーズ第五弾を迎えた、この『越境捜査』シリーズ。 巻を重ねるごとに、鷺沼、宮野をはじめとする混合タスクフォースの味は深まるばかり。 警察小説としても、他に類をみない…独特のその味は、自然と病みつきになること間違いなし。 本書では、三年前に新宿で起きた傷害致死事件の容疑者と目される男が横浜のマンションの一室で死体となって発見された。男は、大手金属加工機メーカーの創業者一族の御曹司・木崎乙彦。 彼の身辺を捜査する鷺沼に、一代で財を成した権力者が君臨する大企業の影が。権威と金に見舞われる事件と対峙した時、見えてみたのは・・・続きを読む
投稿日:2019.04.29
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