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伽古屋圭市 / 小学館文庫 (9件のレビュー)
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多坂まこな
亡くなった人が最後の晩餐を食べに来る洋食店。思い入れのある料理を提供し、店主は死者の話を聞いて心残りを紐解いてゆく。死んだ原因を探るとか犯人を探すとかじゃなく話を聞いてそれに対する解釈を伝える感じ。死…者は話を聞いてもらうことで心残りが解消され美味しいご飯を堪能して去ってゆく。ご飯が美味しそう。続きを読む
投稿日:2023.11.08
goya626
死んだ人が幽冥に行く前に訪れて最後に食べたいものを所望する洋食屋。ほんとにあったら怖い、主人公のように。でも全体的にほんわかした話だ。この洋食屋でバイトをすることになった主人公も、最後の話では自分に関…わる幽霊が出てくる。うんよかったね、って終わっちゃうぐらいの軽いお話集かな。続きを読む
投稿日:2019.12.09
ともりぶ
思い残したことがある死者が訪れる洋食店。成仏できてないのとはちょっと違うのかな?好きなものを食べてもらって想い出の味を再現したり、誤解を解いたり。あっさりめ。
投稿日:2019.10.28
ユズコ
私の大好きな”世にも奇妙な物語のラストの話の原作になりそうなお話”。主人公の和泉沢悠人はいい匂いに誘われてとある洋食店に入った。無職だった悠人はその店でアルバイトすることになるのだが、この店には珍しい…客が来る不思議な店だった。 幽明軒という洋食屋には、たまに死者の客が来る。好きな洋食を一品選んでもらい、最後の晩餐を楽しんでもらいながら、生前思い残したことを聞き、出来るだけ解決してあげる、という話。 作中に登場する料理はどれも美味しそうで、寝る前に読んでいるとお腹がすく。文字の飯テロと言える作品だろう。前半は主人公よりも客である死者のほうが描かれている感じだが、後半になると主人公の生い立ちなどもわかって来る。もし続編が書かれるのならぜひ読みたい。続きを読む
投稿日:2019.10.05
ミント
少し変わった設定だけど、色んな面でとてもシンプル。 でも物足りなさを感じない素敵な匙加減、安心安定のフォーマット。 解説にもあったけど、ナポリタンの表現は最高ですねー!
投稿日:2019.09.12
herbtea
「幽明軒」でアルバイトをすることになった悠人。そこは月に何度か、現世に思いを残した死者が最後の晩餐に訪れる洋食店でした。死者たちは食事をし、店主であるシェフに思い残したことを聞いてもらいます。短篇の形…で進むそれは、思い残した辛いことを、ひとつひとつふわりと解してくれました。特に最終話では死者の話に悠人自身も関わってきます。死者のいる幽明軒は冷気でとても冷たく寒いそうですが、きっと暖かいお料理と暖かいシェフと店員のおかげで、死者の心はふわりと温かくなっていることでしょう。あっさりめですが優しい読後感でした。続きを読む
投稿日:2019.06.15
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