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美内すずえ / プロダクションベルスタジオ (61件のレビュー)
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総合評価:
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siiko
やっと二人の思いが通じあったと思ったら、当たり前のように障害が立ちはだかって、まだまだ幸せになるのは先のよう。亜弓さんの深刻な病状と、紅天女試演のゆくえも気になりつつ、待て次巻!
投稿日:2018.10.12
nakaizawa
このレビューはネタバレを含みます
「ガラスの仮面(48)」美内すずえ著、白泉社、2012.03.01 188p¥450C9979(2018.08.13読了)(2018.07.12購入)(2013.07.15/3刷) 副題「第14章 めぐりあう魂(2)」 亜弓とその母の歌子は、練習場に小野寺先生と相手役の赤目慶に来てもらって、稽古の状況を見てもらい、亜弓は、実は目がほとんど見えないということを話した。 亜弓は、目が見えにくくなっていることにより芝居の情景が想像しやすくなるという好ましい状況が生じており、相手を見る目の焦点が合わないことによる表情の神秘性という利点も生じている。 小野寺先生は、目の状況をマスコミなどに気取られないように用心しながら、試演に望まざるを得ないという決断をして、通常の稽古場でのほかの出演者たちとの稽古を再開する。 亜弓の写真を撮り続けているフランスの写真家・ハミル(フランス語にハはないというご指摘もありますが…)は、亜弓の目の異常に気付くが、亜弓の魅力にはまり恋に落ちそうな状況。マヤと真澄の状況に対抗させてバランスをとっているようです。マヤにだけ恋をさせておいては、バランスを欠くということなのでしょう。作者もいろいろ登場人物に気を使わないといけないんですね。 マヤの方の稽古は、桜小路優の足の怪我をおしての演技なので、マヤは、いつもの自分の役に入り込んでの演技から相手の状況に合わせた演技といういい効果も表れてきています。 稽古を離れての二人の仲は、黒沼先生が気が付くほど、以前の親密さはなくなっています。 真澄は、紫織さんのもとを訪れて、婚約の解消を告げます。絶望した紫織さんは自殺を図ります。一命はとりとめましたが、精神錯乱状態?(まともな精神状態ではありません) マヤと亜弓の2つのチームは、試演会場に招かれました。線路・プラットホーム・駅舎のある廃墟のようです。マヤは、「紅天女」の試演にピッタリとやる気満々です。目の見えにくい亜弓には条件が悪そうですが、めげる気配はありません。 北島マヤ 姫川亜弓 月影千草 源造 千草の世話人 速水真澄 大都芸能 鷹宮紫織 真澄の婚約者 水城 速水真澄の秘書 桜小路優 マヤの相手役 黒沼先生 マヤ組の監督 小野寺先生 亜弓組の監督 赤目慶 亜弓の相手役 姫川監督 姫川歌子 女優 ハミル フランス人写真家 ☆関連図書(既読) 「ガラスの仮面(41)」美内すずえ著、白泉社、1998.12.25 「ガラスの仮面(42)」美内すずえ著、白泉社、2004.12.25 「ガラスの仮面(43)」美内すずえ著、白泉社、2009.01.30 「ガラスの仮面(44)」美内すずえ著、白泉社、2009.08.30 「ガラスの仮面(45)」美内すずえ著、白泉社、2010.10.05 「ガラスの仮面(46)」美内すずえ著、白泉社、2010.11.05 「ガラスの仮面(47)」美内すずえ著、白泉社、2011.07.30 (あらすじ)(2頁) 演劇史上不朽の名作と謳われる「紅天女」。上演権を持つ月影千草が事故で引退した後は幻の名作となっていたが、千草は北島マヤと姫川亜弓のどちらかを後継者にすると決めた。 後継者を決める最終審査は2つのグループでの「紅天女」試演。マヤと亜弓は紅天女の里で千草から特訓を受け、紅天女の心を知るための課題=風・火・水・土の演技に取り組み、その成果を梅の谷での発表会で披露した。 二人の演技の後、最後の「紅天女」を演じた千草は、マヤと亜弓それぞれが自分自身の思う新しい紅天女を創り出すようにと告げる。 仲を裂こうとする紫織の企みが裏目に出て、マヤと真澄は船で出会う。共に過ごすうち紫織が生んだ溝は埋まり、阿古夜の演技を見た真澄はマヤを抱擁。二人は互いの想いを知る。 マヤと真澄の仲を知り動揺した桜小路は事故に遭い大怪我を負うが、一真を演じ続ける。 一方、失明の危険を押して母との猛特訓に挑んだ亜弓は目に頼らない演技を習得し…? (表紙カバーより) 小野寺・赤目に稽古の成果を披露した姫川亜弓は、神秘的な演技で二人を魅了。試演まで視力の悪化を世間に隠し通すと誓う。一方、北島マヤと桜小路優は自らの気持ちを役に重ねて演じる稽古に取り組む。その頃、速水真澄と鷹宮紫織は? (2018年8月13日・記)
投稿日:2018.08.13
radio24km
詩織とんでもないことしやがるなぁ・・・(笑)でも、もうぼちぼち作品は終わりに近づいていると思うんだけど、クライマックス前のつなぎみたいな巻だった印象かも。亜弓はすごいけど、なんだかちょっと怖かった(笑…)続きを読む
投稿日:2017.03.15
らじヲ
紅天女の試演までの練習と速水さんが紫織さんに結婚できないと直接告げるのがメインの巻でした。 なんだか大人ってめんどくさいね。 いくら体が弱いお嬢さま育ちとはいえ、結婚式のキャンセルという形で速水さんの心が自分にないとわかった(とっくにわかっていたと思うんだけど…)紫織さんが速攻出先で自殺未遂→精神崩壊ってさぁ~。 それ以前からおかしかったけれど、ここで崩壊なのか~。 このお約束感が、ある意味、安定のガラスの仮面品質なのだと思いました。 しかし、亜弓さんに比べてマヤちゃんは子供だね。 桜小路くんも良い人なだけで、いつまでもつまらない男性のままって感じだなぁ…。 結婚相手には良いのかもしれないけれどね。
投稿日:2016.09.16
R
詩織さんの本性がバレて真澄さまに捨てられるの巻。まあ、不用意に返事を引き伸ばした真澄さまにも非はあるけれど、こんなエキセントリックな地雷女、結婚する前に気づけてよかったねとしか。逆に、そんな女性を押し…付けようとした鷹宮家にクレーム入れてもいいくらいの事案ですよ。婚約破棄の事由としてこれまでの奇行を全部伝えたらいいと思う。続きを読む
投稿日:2016.06.30
NORIS
2015.10.31市立図書館 マヤ成分少なめ。 亜弓の特訓の成果とハミルの気持ち。 速水真澄と鷹宮紫織の修羅場。こわ〜。
投稿日:2015.10.31
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